読了:最短で達成する全体最適のプロジェクトマネジメント

読了:最短で達成する全体最適のプロジェクトマネジメント
岸良 裕司 (著)

【概要】
ゴールドラット博士の側近中の側近として世界各国で博士とともに理論を実践し、進化させ続けている著者。ここ数年、マルチプロジェクト(複数のプロジェクトが同時進行する)が、現場では前提であるとして、研究を重ね、改善を加え、いくつもの事業を成功に導いてきた。その理論、実践方法を、余すところなく、かつ具体的に本書にまとめた。

目次
1 プロジェクトは人が行なうもの―人のサガ
2 マルチタスクをなくせ!―選択と集中
3 目標を共有せよ!―目標すり合わせ
4 成功へのシナリオをつくる!―段取り八分
5 工期短縮!―サバ取り
6 全体最適の先手管理!―ゆとりのマネジメント

【所感】
現在、社内でも様々なプロジェクトが進行していく中で、メンバーとして従事したり、部分的にリーダーになる面もあるので、より良く進めていくヒントになればと手に取りました。

プロジェクトの最初にまず大事なのがODSCだという。
OはObjectivesで目的
DはDeliverablesで成果物
SCはSuccess Criteriaで成功基準

プロジェクトとは今までやったことのないことをすること。
なので、不確実性が高く、納期があり、人が行うもの。

なので、人の様々な思惑が影響する。
その代表的なものが納期設定のサバ(余裕)読み。
でも、それは納期を守らなければいけないという責任感があるから、相手をガッカリさせたくないから人はサバをよむ。

それをプロマネができるかできない50%程度のチャレンジ納期と余裕(サバ)に分けていく。
プロマネは全ての工程からサバ(余裕)取りを行い、プロジェクト全体でサバ(余裕)の合計管理を行っていく。

逆に、全体でサバ(余裕)管理を行わないと
50%確立納期のタスクが5つ重なっただけで、予定通り進行する確率は
50%*50%*50%*50%*50%=3%になってしまう。

勉強になったことメモ
・先手管理の手段として進捗率ではなく「あと何日」で管理する。
⇒タスク完了までの見積を毎日訓練することにも繋がる

・進捗報告会で「問題ないか?」と聞かない
⇒「問題があるとしたら何ですか?」と質問する。
これはすぐにでも使えそう。

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