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きょだいかしたへび

わたしはデパートに来ていた
文房具の名前がつらつらと書かれた紙を持ちながら母と買い物をしていた

5階建てくらいのデパートだったと思う

フリースペースの様な所に本棚があって、その辺りを歩いていた時、
自分の背の高さほどの胴をした大きなヘビが静かに本棚のあちら側をノロノロと進んでいった

多くの人は叫びながら蛇と反対の方向に逃げていった

わたしは「どれほどの長さなのだろう」と考えていた

母は驚きの余り固まって動かなかった
わたしの方は何だか知っているヘビ、と言う気がしてそれ程怖くなかった

こちらには全く興味がない様子で、階段を使い上の階へ登って行った

何事もなかったかの様に私たちは2階に降りて文房具を探した

けれど皆が「今頃ヘビはどうしているだろう」と常に心の中で思っていた

赤とオレンジと黄色の綺麗なヘビだった

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寝る前に小さな蛇が指に巻き付いている可愛い動画を見た

頭に丸みがあるオレンジっぽい色の蛇だった

夢で会えるとは思わなかった

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自由律俳句

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