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やめたい習慣とタスクシュート

はじめに

最近、認定トレーナーとして先行して使ってみているTCCL(タスクシュートライト)が、シンプルでとても軽快に動くと感じているやまもとです!

ただ、個人的にたすくまで使っていた、「タスクの”開始時刻”と”終了時刻”を電卓入力できる機能」があれば使いやすい!!って感じてます。

でもこれは習慣の問題で、すぐ慣れて気にならなくなるレベルのものです。

このように、慣れて気にならなくなる習慣は問題ないのですが、「どうしてもこの習慣を続けたい、やめたい」と思ってしまう習慣は、問題ですよね。

というわけで、今回は、「どうしてもやめたい習慣」について、記事にしてみます。

※今回は、タスクシュート関連知識という要素より、私なりに感じている要素が強くなってます!ご了承ください🙇

1.旧友との4年ぶりの再会

どうしてもやめたいけど、やめられない習慣の例として、「喫煙」があるかもしれません。

旧友A君とは大学の頃の友達で、社会人になってからもときどきあって、タバコを吸いながら飲み会や食事会などをしていた仲間です。

先日4年ぶりに旧友A君と再会した際、A君は学生の頃と変わらず、まだ喫煙していました。

私がA君に、「2010年のたばこ値上げの時にやめた」と話すと、A君は、「いくら高くなっても、今後も吸い続ける」ということでした。

2.2010年たばこをやめました

私は、2010年にたばこをやめることができました。

当時の私の状況は、結構ストレスが溜まっている時期でした。
この年は、転職と引っ越しを同時に行った年で、人生大荒れの時期でした。

私がたばこをやめることができたきっかけの一つは、値上げです。

値上げは、吸うのをやめる理由として自分を納得させやすかったんです。

マイルドセブンが1箱300円から410円になった10月、あまりの値段の高さにやめることができたんです。

一番の理由である値上げを含め、私がタバコをすんなりやめられた理由としては、以下があげられます。。

①たばこの大幅な値上げ
②禁煙ガムで、たばこを吸うことから自分の気をそらすことができた
③転職先の会社で5ヶ月過ごし、仕事を続けられる確信が得られた
④会社のビルにある”喫煙所”が自席から遠かったため、忙しくて移動する暇もなかった
⑤喫煙所に行くと、本社内の、役員含む他部署社員と顔を合わせるため、仕事の進捗確認をされる可能性があり居心地がよくなかった
⑥自宅をタバコのにおいで臭くしたくなかった

たばこをやめられた理由

3.タスクシュートと習慣をやめることについて

私は、タスクシュートでタバコを吸うようなやめたい習慣をやめるには、以下の取り組みが有効だと考えてます。

①やめたい習慣(例:「たばこを吸う」)というタスクをタスクシュートに記録するようにする
②やめたい習慣の統計チェックをする週一タスクを作る(例:「たばこ統計チェック」)
③やめたい習慣がしたくなったら、都度代わりに決まった違うことをする(例:「禁煙ガムをかむ」)

①やめたい習慣のタスクを記録する

やっぱり、無意識に自分がしている癖は、意識できるようにならないと、存在そのものが認識できません。

認識できてはじめて、「その行為をやらない」という選択肢がとれます。

なので、「あ、やってるな」と自覚できたタイミングで、タスクシュートにイマココの記録として登録するようにします。

②やめたい習慣の数を数える

タスクシュートに記録したやめたい習慣の数を数えます。

例えば、タスクシュートに「たばこ統計チェック」などの週一タスクを作ります。

そして、1週間ごとなどで、期間内で何本吸ったか、タスク数を数えます。

タスク数の数え方は、「TCC(TaskChuteCloud)」ならタスク名を入力するところでプルダウンされるタスクの数を数えます。(「たすくま」なら検索ボックスにキーワードを入れてフィルタをかけてできます。)

TCC(TaskChuteCloud)の場合:タスク数の計数方法


明確に数えることで、現実がわかります。

「こんなにも吸ってたのか」と認識できるため、本数を抑えられる効果があるかもしれません。

逆に「あれ、これだけしか実際は吸ってないんだ」と感じて、焦りや不安が軽くなるかもしれません⛈️⇒🌈
。。。。その場合は、「やめる」ことを中止する選択もありですよね😊

③やめたい習慣がしたくなったら、都度代わりに決まった違うことをする

jさんの記事「悪癖を断つにはまず代わりになることを見つける」(2022.1.21の記事)でもありました。

私の禁煙の場合は、もちろん一番おおきなきっかけであるたばこの値上げというショッキングな出来事だったんですが、それに加え、代わりに禁煙ガムを反射的にかむことが、ダメ押しの効果となりました。

4.「1分着手」の反対は、「1分でも着手はしない」?

タスクシュートのイベント、100日チャレンジなどで、習慣にしたいタスクを継続するための手法として「1分着手」があります。

習慣をやめたいタスクの場合は、「1分でも着手はしない」となるんでしょうか。。

私は、「一瞬でも思い浮かべるタイミングをなくす」ことだと考えました。

さきほどの③禁煙ガムの例は、そもそも、その行動をやめたかったら、「やろう」と思い浮かべないところから始めるということです。

思い浮かべないようにするには、思い浮かんだら都度都度、「代わりにやること」をやれば、そのうち思い浮かばなくなります。そうしているうちに、行動が変わってくるということなのです。

5.「悪い習慣をやめることができない」と不安になって、心はイマココから離れるときに注意

人間は、イマココに集中すべきで、改善する対象も、常にイマココの状態のみを改善すべきだと考えます。

現状を改善したいという気持ちが強すぎると、イマココの集中を脅かすときがあります。気持ちがイマココでやっていることから離れ、これから先の未来全般に向いてしまうのです。

観察と改善は、イマココに向けると活き活きとした取り組みになりますが、未来に対して行うと不安と焦りを生じてしまいます。

例えば、毎日動画を観る時間が長すぎると自覚している方がいたとします。(私も長いですが、やめたいとは思いませんが(笑))

試験が近いので、もう動画を見る時間をなくして、もっと勉強に集中する時間を増やしたいなどと考え、もやもやする時間を過ごしてしまうときがあるかもしれません。(これも一つの時間の使い方ですね)

でも、「観たい動画を観ずに我慢して」勉強しても、そわそわして集中できないじゃないですか。。

それなら、

・気になることである「動画鑑賞」を先に済ませて、勉強する

それか、

・勉強を済ませた後、明確にこの時間帯あたりに「動画鑑賞」をするぞと一日の他の時間帯に、「動画鑑賞のタスク」を登録しておく

としたほうが、勉強しているときも、動画を鑑賞しているときも、イマココに集中できるのではないでしょうか。

6.人間はもっと今この瞬間に近い出来事の観察と改善に忙しいはず

私は、悪い習慣の改善は、イマココでやるべきだと考えます。

というのも、イマココで自分を観察していると、無意識に、悪い習慣をしているんです。
以下は、私の会社員時代の無意識の悪い習慣です。

・猫背になって顎を突き出すストレートネック(スマホ首)になっている
・集中して考え出すと、髪の毛をねじりだす
・電話がなっているのに気づかず留守電になってしまう
・メールチェック、チャットチェックが滞ってて未読が滞留してしまう

気が付くとやってしまうイマココの悪い習慣

とにかくイマココを観察して、改善することで精いっぱいだと思うんです。

なので、もやもやと考えてしまうこの「やめたい習慣をやめる」という課題についても、さっさと手を打ってしまいたいですよね。

7.悪い習慣は、ストレス解消になっている良い面もある

私は個人的には、「自分がそれをやめたいと思わなければ、やめなくていい」とおもうんです。

その習慣と向き合うとき、「これくらいだったら適切だと自分で感じられる量を楽しめてるぞ」と感じている状態が、一番幸せな感じ方だとおもいます。

「たばこを吸う」などの習慣は、ストレスの解消にもなっているので、悪い面だけではないとおもいます。(とはいえ、健康には悪いということが公表されているので、個人的にはやめたほうがいいとはおもいますが、、)

少なくとも「ゲーム」や「Youtube」は、適切に実施するぶんには体に悪くないとおもいます。

逆に、無理にやめる努力をするのは大変な労力を伴うし、つらいんじゃないかともおもいます。

8.習慣をやめることも「スモールスタート」で

よく、タスクシューターは、習慣にしたい行動のタスクや、時間を要する重い課題を日々少しずつ着手していきますよね。。

逆に、習慣をやめたい行動のタスクは、どうすればいいでしょう。。

いきなりその行為を全くやらなくなるのはかなりつらいですよね。
そんな場合は、少しずつ回数を減らしていくのがいいんです。

そういった回数を認識するという意味でも、今回ご案内した①やったらやったという記録をつける、②定期的に数を数えるというのが有効です。

そして、③悪癖を断つための代替となる習慣を決めてするですね。
いつもたばこを吸う時間に、何もせずそのまま仕事をしてしまうと変化が激しすぎてすごいストレスになると思います。なので、禁煙ガムを噛むなどの能動的な代替となる習慣が有効なのです。

人間の脳には、自分の状態が変化することを怖がる心理学的ホメオスタシスがありますので、急激に状態を変えると、自分の心身が驚いて抵抗してストレス反応がでます。そのため、少しずつ自分の状態を変化させていきましょう。

心理学的ホメオスタシスについてはこちら


おわりに

今回は、”どうしてもやめたい習慣”について、タスクシュートでどうしたらいいかという記事を書いてみました。

自分はいま、やめたくて不安になったり、焦ったりするまでの習慣はありません。それよりも、イマココで自分がやっている行為を観察して、より質の高いイマココにするよう、イマココの観察と改善を継続したいです。

でも今後なにか長期的にやめていきたい習慣に気づいたら、この記事を参考にタスクシュートを使ってやめることを挑戦してみます!!

タスクシュートについてはこちら


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