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人のエネルギー源

皆さんこんにちは。ジムトレーニング担当の鈴木です。
トレーニングに関わらず、私たちが生きるためにはエネルギーを生み出さなくてはなりません。特に、運動する際に、どのようにエネルギーが生み出されているのか、数回に渡り見ていきましょう。冬の時期は、スピードが上げられない分、体力面を強化する時期であるので、エネルギーがどのように生み出されるのかを知ることで、いわゆる「体力をつける」トレーニングに生かすことができるかもしれません。

人が活動する時に必要となるエネルギーは全て、アデノシン3リン酸(ATP)から得ています。少し専門的に感じますが、字のごとく、アデノシンに3つのリン酸が結びついており、ここからリン酸が1つ離れアデノシン2リン酸になる時にエネルギーが生まれ、筋肉が収縮でき体を動かすことが出来るのです。

しかし、ATPの体内の蓄えはほとんどなく、ATPを分解し続けるとすぐにエネルギーがなくなってしまいます。一説によると体に蓄えているATPでは1秒ほどしか動かないといわれています。
しかし、実際に私たちは1秒で力尽きてしまうことはありません。つまり、エネルギーを体内で自ら作り出しているのです言い換えるとATPを生産し続け、エネルギーを生み出す元を作り続けていると言えます。そして、エネルギーを生み出す仕組みが大きく3つあり、それが以下になります。
① ATP-CP系(ATP-PCr系/ホスファゲン系)
体内にあるクレアチンリン酸を使ってエネルギーを再合成
② 解糖系
筋グリコーゲンや血中グルコースが分解されピルビン酸になる過程でATP再合成
③ 有酸素系

主に酸素からエネルギーを生み出す仕組み

中には、スポーツ生理学を勉強したことがあり、この3つの言葉や仕組みを聞いたことがあるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
次回から、これらのエネルギー生産の仕組みがどのようなものなのか、お伝えしていこうと思います。


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