見出し画像

今の私を、きちんと愛してあげたい。

いつからだろうか。

社会人になり、仕事の厳しさや責任を知り、気づけば5年が経っている。
まだまだ若手だと言ってもらえる日もあれば、もうすっかり中堅社員として扱われることも多く、その間で板挟みになることもしばしば。
いつの間に、私はキャリアウーマンになってしまったのか。

中学生の頃、未来の私は23歳で結婚して、25歳を迎える頃にはもう子どもがいると思っていた。

ところが現実は、29歳を目前に控えてなお独身。ここ数年彼氏もいない。やりたい仕事に真面目に取り組み、結果的にキャリアを手にしてきた。思っていたのとはまるで違う人生を歩んでいる。

#あの選択をしたから

と、言えるほど立派な選択だったのかはわからない。
大学受験は一度失敗しているし、たかだか田舎の地方国立大を出ただけだし、バイトの延長線上にやりたい仕事を見つけて就職しただけ。
ただ、昔からずっと地元志向だったのに、全国転勤の総合職を選んだことは、とても大きな選択だった。

今でも結婚はしたいし、子どもも欲しいな、と思っている。
けれど、良くも悪くもいろんな経験をしてきたことで、本当に好きな人としか結婚したくないし、妥協や我慢を強いられて無理に結婚するくらいなら、ひとりでいたほうがマシだとも思っている。
…この考えに至るまでには深く、何度も、恋愛で傷ついたけれど。

まだまだ浅い人生経験の中で気づいたことがある。

自分を幸せにできるのは、
結局自分しかいないということ。


中学生の頃は見えてる世界がどうしても限られていて、1番身近なお母さんや、おばあちゃんみたいな大人になることが当たり前の「幸せ」だと思っていた。
(もちろん今も、私のお母さんはとても偉大な人で、お母さんみたいな女性になりたいと心の底から思っている。)

いろんな経験をして、いろんな人と出会ったなかで、「幸せ」の定義も1つじゃないことを知った。

今の会社に就職してからというもの、本当に、本当に自分の世界が広がったと思う。
心の底から尊敬する上司や、いつも支え合ってきた同期、辛い時期を共に乗り越えた同僚たち、
お酒が飲めなかった私に飲み方を教えてくれた取引先の友人たち、ゴルフやサーフィンを教えてくれた諸先輩方、、
たくさんの出会いが私の世界を広げてくれたし、私の価値観を育ててくれた。たくさんの人に影響を受けて、今の私がいる。

#あの選択をしたから
「幸せ」の定義は自分で決めようと思える。
これからもずっとそうしていきたい。
そして、私自身が、私を幸せにしてあげたい。
昔思い描いた自分とは程遠い今の私も、きちんと、私が愛してあげようと思う。