トドク
生ぬるい昼下がり
溶けた温度と揺れる紫陽花
芝生つつく雀が2匹
早めのサンダルがこそばゆい
書き留めたくなる瞬間は
忘れたくない記憶とやらで
年甲斐もなく涙もろかったり
夜空に黄昏れるのも、きっと
鮮やかなキャンバスが色をなくす瞬間や
動いていた時計が止まる瞬間、
カウントダウンはいつだって
日常の儚さや当たり前の尊さ
蓋をしたむごい記憶が
しきりにアラームを鳴らす
なんてね
探していた摂氏と華氏
確率は計算放棄した
どうにもこうにも守りたい原石が、
いつまでも
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