見出し画像

自分の怒りに気づけても、悲しみに気づけない人って多い!?

人は、よく自身の感情から目を背けるものだ。

感情を真正面から受け止めると、心が傷つく恐れがあるため防衛機制という反応が備わっている。

防衛機制とは、心理的なダメージを減らすために、葛藤や痛みを予感したり、危機に直面した際に自分自身を守ろうとする心の防衛反応

人の感情には

・一次感情
・二次感情

があり、我々の多くが認識しやすいのは二次感情だという。

一次感情の悲しみは瞬く間に、二次感情に置き換わる。

よって度々怒る人は、自分の一次感情に気づきづらい。

日本の男性は、上の世代になるほど「男たるもの弱さを見せてはいけない」という教育を受けている。

「悲しんだり、心を痛めている様は弱いと解釈される」と考え、「強さの表現」と勘違いされやすい怒りを選ぶ人も少なくない。

男らしさへ過度に固執する人は、自身の傷つきに目を向けず、他者への攻撃に転じやすいので厄介だ。

先日、投稿した記事で、ハラスメントをする人間の心を深堀していくと、傷つきや悲しみに行き着くと書いた。

加害行為に依存している人の行動を変えるには、まず当人が自身の悲しみを認め「何によって傷ついたのか?」を自覚することが大事になる。

僕はnoteを毎日書くようになってから、自己理解が進み、自分の悲しみと向き合うことができた。

それまでは防衛機制の否認が働き、「自分は傷ついていない」「別に悲しくない」と、どこか突っ張っていた。

僕のようについ見栄を張ろうとしたり、強がったりする癖がある人ほど、悲しみに気づきにくい。

一次感情を見つめることは、勇気がいるし正直、怖い。ただし一度弱さを認めることができれば、前へ進める。

noteの投稿を通して、ずっと自分が大きな悲しみを抱えていたことにやっと気づけた。

怒りに気づけても悲しみに気づけていない人は、きっと多い。

怒りは悲しみの置き換えでしかない。「もっと自分のことを理解してくれ」という心の叫びだ。

「心底、変わりたい」と思えたときは、まず自分の悲しみに目を向けることから始めると前進しやすい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?