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タイパなど効率の追求で我々が病みやすくなった理由「テクノロジーに触れすぎる交感神経が優位になるので危険」

便利な発明の裏には、人間の「できるだけ楽をしたい」という欲求がある。

優秀なプログラマーは「いかに怠けられるか?」という思いを抱えながら仕事に取り組み、成果を出すらしい。

AIなどの発達により、昔は専門家しかできなかったことが一般の人たちにも行き渡った。

気づけば我々は、さまざまなテクノロジーに囲まれている。

スマホは「smartphone」の「phone」は電話なのだが、電話以外の機能の方がむしろ充実している、地図もあれば漫画も読めてゲームまでできる。

スマホのように「テクノロジー機器で人を依存症に陥らせる仕組みを持つ物は、かなり危ない」という前提を持っておいた方がいいだろう。

なお現代の依存症ビジネスに関しては下記の本で詳しく書かれている▼

タイパを追求しているにもかかわらず「時間の余裕を作る」という本来の目的は達成されず、むしろ時間に追われ気が休まらないという人が多い。

当然、交感神経はずっと優位になり続け気づけばバーンアウトしている人も。

僕もテクノロジーの中で働き続けた結果、心の調和が崩れそうになり危なかった。

人工的なものに触れ続けても安心は得られない。

人間も動物なので花鳥風月を暮らしの中に取り入れる必要がある。

これだけ俳句をする人の人口が激増しているのも、花鳥風月に触れる重要性を無意識に理解している人が多いからかもしれない。

メダカの飼育にはまったことがあったが、毎日メダカに触れることで多忙だった僕の心は癒された。

自然には、テクノロジーが与えられない癒しや緩みがある。

効率の追求は資本主義のひとつの側面だが、仕事を離れても効率ばかり追求しすぎると心は磨り減る一方だろう。

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