「人の成長に年齢は無関係」という話

70歳からTwitterを始められた方がいるというお話を聞いた。

最初はつぶやき方すらわからなかったそうだが、色々なことを教わって今では数万人のをフォロワーがいるとのこと。

成長に必要なのは、素直さや柔軟さ、新しいことを積極的に楽しむ姿勢なのだろう。

「自分はこのまま変わらなくていい」「何も取り入れる必要がない」という姿勢を貫く人は、実年齢が若かったとしてもすでに老いているのかもしれない。

よくお世話になっていた社長さんから、こんな話を耳にした。

その社長さんはアナログで生きてこられた人で、還暦を超えるまでに全くパソコンを触ったことがなかったらしい。

若手の社員が趣味でブログを書いているのを見て「楽しそう」「自分も書きたい」と思い、パソコンを始めようと思い立ったという。

若手の社員に教わり、最初はパソコンのスイッチの入れ方を学び、その翌日にはキーボードに触れて文字を打つことを覚えた。

「ほんの少しの学びを毎日続けよう」という姿勢で、パソコンに触れ続けついには念願であったブログを更新できるようになった。

スマホで撮影した写真を取り込んで、嬉嬉としながら日々の出来事をブログに書いておられる様を見て、何かを学ぶのに年齢は関係ないというのを実感した。

その社長さんは「昨日より前に進んでいるのが楽しい」と笑顔で語っておられたので、楽しみながら継続しているとどこまでも成長できることを目の当たりにした。

この社長さんは、自分より若い人と積極的に交流されており、世の中のトレンドにも詳しかった。

なんとなく毎日が回っているものの、刺激が足りなかったり、前に進んでいる実感がないという時は、成長が止まっている証拠かもしれない。

そんな時は、とりあえず自分が楽しそうに学べることにチャレンジしてみる。

ワクワク感は人生を豊かにする。

始めたことが全てが続くとは限らないものの、まずスタートさせてみることが大事だ。

相性の良いものが見つかれば、一生楽しみながら学び続けることもできる。

最近、少し日々が単調になりつつあったので、自己投資して秋から新たに学ぶことを決めた。

迷ったときは、お世話になった社長さんの「最初は、パソコンの電源を押すところから始めたんや」という言葉を反芻するようにしている。

少しずつでいいと思えれば、「とりあえずやってみるか」と踏み出せるからだ。

何歳になっても、柔軟に色々なものを取り入れ続けられる自分でありたい。