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第一印象のざわざわ感を無視すると、取返しがつかないことに…

第一印象の不吉な予感を無視して、無理に相手の長所を見出そうとするのはやめました

人間という生き物は、ポジティブなことよりもネガティブなことをフォーカスしやすいようにできています。

これは不安などのネガティブな感情へ目を向けることで、危険を回避しきた我々、祖先の性質を脈々と受け継いでいるからでしょう。

僕は、長年どんな人に対しても「この人の良いところはどこだろう?」と探すことを意識してきました。

しかし、歪な自己愛を持つ人に懐柔されそうになり、誰彼、構わず長所を探そうとするのは危険という結論に達しました。

初対面のざわざわはアラート

初対面は、できるだけ相手に悪い印象を与えないでおこうと心がけるもの。

そこがすでに抜け落ちていて、非常識すぎる行いを見せる人は、すごくわかりやすいので「あっ、ヤベー人だ」とすぐ認定できます。

今回、記すのはそこまで際立った特徴がないけど、危険な人。

最初にコミュニケーションをとったときに、なんとなく心がざわっと人がいます。

「気のせいにちがいない」と無理やり自分を納得させて、そのまま関係を深めていくと、ほとんどのケースで困った事態に発展してきました。

そして、そういう人との関係を継続すると精神がどんどん削られ疲弊していきました。

「自分だけかな?」と思い、周囲の人にアンケートをとったり、他の人のnoteを読ませてもらいましたが、やはり「第一印象の直感は、かなり当たる」という方が多いと判明。

↑↑↑こちらの記事に細部と全体の関係について、興味深い記述がありました(書き手はアーティストの方)。

人間関係は、時間をかけてその人の様々な面を知る面があり、それが楽しくもあります。

早い段階で相手とのやり取りに違和感があれば、そこを見過ごしてはいけません

実はコミュニケーションの一部分は、その人全体を表していることが多いです。

要求魔にご注意を

僕がここ数年で実践しているのは、早い段階で過度な要求をしてくる人とは関係を深めないということ。

もちろん自分軸を持っていることが重要、ということに関しては否定しません。

ただしあまりに譲らず「自分がしたいのは絶対これなので、一切揺るぎません。あなたに合わせる気は毛頭ありません」という主張を繰り返す天動説的発想の人は、かなり危険です。

今でもたまにこういった方と遭遇するときがあります。その瞬間、僕の脳内アラートがピコン、ピコンと音を立てるようになったので、気づかれないうちにそろりと退散して、縁をつながないようにしています。

ちなみにアラートとは、受け手が予期せぬところで、不随意に発せられる警告だそうですが、このセルフ警告に大分助けられている実感がありますね。

これまで甚大なストレスを与えてくる人の多くは、例外なく要求魔でした。

愛と憎しみを区分けできない人

要求魔は、自他の境界線を引くのが苦手

恐らく幼少期の甘えたい願望が満たされなかったことにも起因しているのだと思うのですが、「甘えながら相手を支配し自分の思い通りにしたい」という強烈な欲求を抱えています。

愛と憎しみの区別ができない人に、近寄ってはなりません。

DVやひどいハラスメントをする人も、上記のような欲求を抱えていることがほとんど。

これらは愛着不全と深く関与しています。

自己愛者が優しい人を支配という名の依存をしないと生きていけない理由は、
拙著『全HSPに伝えたい!自己愛さん対策&回避術: 自己愛さんの集う環境、相性が悪い理由、接する際の注意点』で深堀してありますので、もしよければどうぞ。


優しい人ほど冷淡さが必要

現在、僕の人間関係は、非常にカラッとしています。

人間関係をシビアに見つめ直した結果、多くの思いやりあふれる良い方に恵まれるようになりました。

やや冷淡に聞こえるかもしれないですが、これは意図的に人の選別を行った結果であり、第一印象の違和感を無視しなかった結果でもあります。

優しさや弱さを自覚している人ほど、情に流されることのない選択を繰り返し、それを習慣化していくことが重要です。

繊細さん、HSP気質の人は、優しすぎるがあまり一手に辛さを引き受けてしまいがちなので、ずるい人や邪悪な人に利用されないよう細心の注意が必要。

これからも「自分がこの人と仲良くしたい」「長期的に良好な関係を築きたい」と思える方の長所はどんどん発見していくでしょう。

しかし、支配的になり思うがままに自分の要求を通そうとする人にまで「探せば長所があるはず!」と接するのは、あまりに性善説が過ぎるのでやめました。

その結果、とても楽になりました。

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