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「毒親」についてまとめてみた。

このブログでは、HSPであることを知ってから10年間試行錯誤して得たHSPノウハウをシェアしています。HSPの方には人生の参考に、HSPでない方にはHSP(あるいはHSS型HSP)である私の体当たりな人生を楽しんでいただけたら嬉しいです。

「毒親」の定義

「毒親」という用語は、親が子供に対して身体的、感情的、または精神的な虐待や不適切な育児行動を繰り返す場合に使われる言葉です。毒親とは、子供の身体や心に害を及ぼす親の行動を指します。毒親の特徴や影響は個人によって異なりますが、以下に一般的な特徴を示します:

  1. 身体的虐待: 暴力的な行動、体罰、子供への身体的な傷害などが含まれます。

  2. 感情的虐待: 口頭での攻撃、侮辱、脅迫、恐れを煽る言動、恥辱、無視、拒絶、愛情の不足などが含まれます。

  3. 精神的虐待: 誤った情報を与える、自己価値感を傷つける、子供を制約する、子供に責任を負わせるなどの行動が含まれます。

  4. 過干渉: 子供の個人的な空間やプライバシーを侵害し、子供を過度に管理しようとすること。

  5. 過度な圧力: 学業やスポーツなどの成果に対する圧力、期待に応えることを強制すること。

  6. 無条件の愛の不在: 子供に対する愛情やサポートが条件つきになること。

毒親から受ける影響は深刻で、子供の心身の健康に長期的な影響を与えることがあります。心理的な影響には、自尊心の低下、不安、うつ病、対人関係の問題、自己肯定感の喪失などが含まれます。

毒親の場合、助けを求めることが重要です。専門家やカウンセラーの支援を受けたり、信頼できる友人や家族と話したりすることで、毒親からの影響を克服し、健康な関係を築く手助けができます。自分自身や周りの人の安全と幸福を守るために、適切な支援を求めることが大切です。

「毒親」を定義した人

「毒親」(Toxic Parent)という言葉は、様々な心理学者、カウンセラー、著述家、セラピストなどが使用してきた概念です。この用語は一般的に、親が子供に対して虐待的、害を及ぼす、不適切な育児行動を繰り返す場合に使われます。毒親に関する研究や議論は、心理学、家庭療法、カウンセリング、教育などの分野で行われています。

この用語の定義を最初に提案した特定の人物は存在しませんが、複数の専門家と著名な著述家がこの概念を広め、毒親の特徴や影響について議論しました。例えば、心理学者のSusan Forwardは「毒親」について詳細に説明し、影響に関する研究を行いました。また、Alice Millerも毒親の影響についての著書「The Drama of the Gifted Child」で重要な洞察を提供しました。

毒親の概念は、家庭内虐待や育児における問題に関心を持つ専門家や一般の人々によって日常的に使用されています。この用語は、親と子供の関係における健康で支えある環境とは対照的に、虐待的な行動や関係を指すのに用いられます。

「毒親」に関する文献

  1. Susan Forward, "毒親" ("Toxic Parents: Overcoming Their Hurtful Legacy and Reclaiming Your Life" の日本語訳)

    • Susan Forwardは毒親に焦点を当て、その影響から回復するための方法を説明しています。

  2. Alice Miller, "The Drama of the Gifted Child" ("The Drama of the Gifted Child: The Search for the True Self" の日本語訳)

    • Alice Millerは毒親による影響について詳細に論じ、子供の感情的な傷つきに焦点を当てています。

  3. Lindsay C. Malloy, Sarah C. Zembrodt, Allison P. Wall, "The Toxic Stress of Early Childhood Adversity: Rethinking Health and Education Policy"

    • この論文では、毒親やストレスの影響が子供の発達に及ぼす影響について議論されています。

  4. Lenore E. Walker, "The Battered Woman Syndrome"

    • この著書は、家庭内暴力や毒親の関連研究において重要な概念を提供しています。

  5. Andrew Vachss, "You Carry the Cure in Your Own Heart: A Four-Part Survivorship and Self-Help Series for Adult Survivors of Childhood Abuse" (日本語訳なし)

    • Andrew Vachssは子供時代の虐待や毒親の経験に関する本を執筆しており、回復のプロセスに焦点を当てています。

  6. "The Effects of Childhood Stress on Health Across the Lifespan: Insights into Patient Care"

    • この研究は、毒親や子供時代のストレスが健康に及ぼす影響について解説しています。

  7. "Psychological Abuse in Childhood"

    • この文献は、子供時代の心理的虐待(毒親の一形態)に焦点を当て、その影響について探求しています。

  8. Martin Teicher, MD, PhD, "Childhood Trauma and the Brain" (日本語訳なし)

    • Martin Teicherは毒親によるトラウマが脳に及ぼす影響について研究し、脳科学的な視点からアプローチしています。

  9. Robert J. Ackerman, "Silent Sons: A Book for and About Men" (日本語訳なし)

    • この著書では、毒親に育てられた男性の経験に焦点を当て、回復と成長について語られています。

  10. Jasmin Lee Cori, "The Emotionally Absent Mother: How to Recognize and Heal the Invisible Effects of Childhood Emotional Neglect"

  • Jasmin Lee Coriは毒親による感情的な無視や怠惰が子供に及ぼす影響に焦点を当てています。

HSS/HSPの方はアダルトチルドレンである確率が高く、アダルトチルドレンの人の親は毒親である可能性が高い。
というのがまめ子の見解です。
だいぶHSPを俯瞰して見られるようになってきたので、毒親について書きたいと思い調べてみました。

何を書くかは書き出してみないとわかりませんが、
親となった今、「毒親」なんて一言で片付けてしまうのはなんだか酷だなぁ~と感じています。だって、親だって人間だし。誰でも始めは「親一年生」だし。たぶん、大半の「毒親」は一生懸命だったと思うんです。そのあたり、じっくり突き詰めていけたらいいなーと思っています。

読んでくださり、ありがとうございます^^

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