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HSPはマイナスじゃない。それは、形を変えていくもの。

HSPが地上波やネットニュースなんかでも取り上げられるようになってきました。
知識として世の中に浸透してくれるのは嬉しい反面、マイナス面ばかりが強調されているように見えます。

鬱になりやすいとよく言われていたり
「付き合い方」なんていう言葉も、HSPはマイナスなものだから、うまく付き合っていくにはどうすればいいか、なんていう考えを背後に感じます。

こういった考え方が広まることで、苦しまなくていいはずなのに苦しんでしまう人が増えてしまうんじゃないかなと心配になります。

僕たちは、HSPは「治る」とか「付き合い方を考える」とか、そういったものではなく
「形を変えていくもの」だと思っています。

周りに理解してくれる人がいなかったり、自分の中で小さな成功体験が積み上がったりせずに自信が持てない時には
HSPという気質は小さかったり、とげとげしていたり、あるいはモヤモヤと捉え所のないように感じるかもしれません。

でも、例えば
人の気持ちが気になってしまう、という気質も、ゆっくりと磨かれていくと
人間関係を大切にできる、ということかもしれないですし
自分の声に耳をちゃんと傾けられる、ということもかもしれません。

それが職業とか、スキルにまで変化していったら
徹底的に人に寄り添って暖かい組織を作る人事になるかもしれないし
ハンディキャップを抱える人の支援をするソーシャルワーカーになるかもしれません。
そんなことをしなくても、自分の声を聞き取ってあげて、それを文字に起こしてブログに書くだけでも、どこかの誰かの肩の荷が降りるかもしれません。

今、マイナスに感じるようなことも、きっと誰かを幸せにするための種なのかもしれない。
種だからまだ気づかないだけなのかもしれない。

僕たちのHSPという気質は、今の形から想像もできないような形に、きっと変化していくはずです。