歳を重ねるメリット
歳を重ねて良かったことが1つある。
それは「変なカッコつけ」がなくなったこと。
先日のクリスマスの時に思った。
「若い頃は素敵なクリスマスを過ごすことに必死だったな笑」と。
10~20代の頃は恋愛至上主義で、恋人同士でデートをするクリスマスが勝ち組だと思っていた。
恋人がいない時期は秋頃から必死になって出会いを求め、見つからなかったら適当に男友達で間に合わせる。
特に恋愛感情もない相手とレストランへ行き、周囲の客から「幸せそうなカップル」として映ればそれでよかった。
何の予定もない年は12/24・25と暇なのに、バイトはどちらか1日だけ早番で出勤。
「今夜はちょっと予定が♡」という雰囲気をゴリゴリに醸し出す。
クリスマスに予定がないなんて口が裂けても言えなかった。精一杯のプライド。
今思い出すと、めちゃくちゃ恥ずい。笑笑
当時はクリスマスをどう過ごすかって、超デリケートな話題だった。
30~40代女性にとって「妊娠」がデリケートな話題であるのと似ている。
あまり突っ込んで聞くのは、デリカシーに欠ける感じ。
そんな特別なイベントだったクリスマスが、年を重ねるにつれ、段々と魅力を失っていった。
社会人になると、クリスマスはただの平日と化した。
仕事がハードだったこともあり、翌日のことを考えると、夜出歩くのは億劫になった。
土日がクリスマスの時は相変わらずだったが。笑
そして現在、アラフォー主婦となり、クリスマスへの気負いは完全になくなった。
若い頃は他人軸で生きており、他人の目にいかに良く映るかばかり考えていた。
本質は二の次。
そんな自分から脱却できたのは、良くも悪くもオバチャン化したおかげだなと思う。
年齢の波に流されていけば、さらに図太くなれるかもしれない。
ただし元がガラスのハートなので、図太くなったところで人並みになるだけだろうが。笑
そう考えると、年を重ねるのは少し楽しみでもある。
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