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保育士をしていて思うこと。


保育士をしていて、世の中には色んな人がいることを知る。


波長の合う人もいれば、合わない人もいる。


保育士として働く上で、一番と言っていいほど大事なことは人間関係の良さだと思っている。


私は今、パートで保育士をしているため、色んなクラスに入って保育の業務を行う、いわばフリーといった立場である。


色んなクラスに入るため、たくさんの先生と関わることが多いのだが、もちろん一人ひとり保育の仕方は違うのだ。


フリーという立場で、子どもに厳しく叱る先生もいれば、心配性なのか私にして欲しいことを細かく伝えてくる先生もいれば、意見を伝えても全て否定してくる先生など、本当に色んな人がいる。


もちろん、その人にはその人なりの保育のやり方があり、否定をするつもりはない。


しかし、昔からこういった考え方をしていた訳ではなく、むしろ自分とは違う保育をしている人のことを「この人嫌やな、苦手かも」と感じ、無意識のうちに避けていたのだ。


だが、最近は考え方が少し変わった。


保育のやり方が自分と違うからといって、その人のことを全否定して避けていては、自分にとっても子どもにとっても良くないということに気付いたのだ。


最近は、嫌な気持ちになることがあっても「でもこの人にはこういう良いところがある」と良いところ探しをして、気持ちを落ち着かすようにしている。


そうすると、自然と怒りや悲しい気持ちがなくなっていくのである。


子どもたちは、先生たちのことを本当に良く見ている。


先生たちが話していないことや、不穏な空気であることなど、すぐに察することができる。


やはり、子どもたちにとっても、ベタベタ仲良くする必要はないにしろ、子どもたちのちょっとしたエピソードなどを気軽に話せるくらいの距離感でいた方が良いと思っている。


人には皆、良いところが必ずあると考えられるようになってから、仕事が楽しいと思えるようになった。


たまには、そう思えないくらい悔しい思いをする時もあるのだが、結局はポジティブに捉える方が自分にとっても良いことしかないのだ。


「波長の合わない人にも笑顔で挨拶をする。」


私の数少ない美徳です。


これからも、近すぎず、遠すぎないちょうど良い距離感を保ちながら働けるように意識をしていきたいと思う。



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