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我、ついに花粉症デビュー。



ここ2〜3年前からなにやら様子がおかしい。


春が近づくにつれて、滝のように出てくる鼻水。目を擦りすぎて白目剥くぐらい痒い目。やたらと出るくしゃみ。(しかもうるっさい)


もしかして、これは、世間でよく言う「花粉症」なのではないか。


いやいやいや。いやいやいや。私は生まれてこの方花粉症になったことはなく、全くもって花粉症とは無縁なのだ。


花粉症は突然なる、と言われているが、もしかして、私はついに花粉症になってしまったのか…?


ちなみに彼氏は10代の時から花粉症に罹っており、春から秋頃にかけて憂鬱になっている。なぜなら花粉症だからだ。


最近、2人で市民プールに通っているのだが、「泳いでる時は花粉症のことを忘れられる」と、市民プールのことをオアシスと言うくらい、花粉症にかなり苦しめられているようだ。


また、私が花屋で買ってきた花にまで「こいつのせいで家中に花粉が舞っている」などといちゃもんをつけてくる。花の美しさよりも花粉の憎さが勝っているようだ。


彼は花粉に相当やられているようだが、私のこの症状が花粉症とするのであれば、軽症で済んでいるような気がする。


春の訪れを楽しみにしているくらいには、かなり余裕がある。


花粉症を抑える薬を常備している彼と違って、薬などいらないくらいだ。


大人になってから花粉症に罹った人は、こぞって花粉症じゃないと言い張るらしい。私の母も「もう治った」とかなんとか言って、頑なに花粉症と認めようとしなかった。


私が大くしゃみをしたり、無限ティッシュをしていると、ようこそ。こちらの世界へ。とでも言いたそうな顔で彼がこちらを見てくる。


私はまだそっち側には行かないぞという意気込みで、この春を平和に乗り過ごそうと思う。




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