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みっつ

⚠︎ライブ内容、セトリにしっかり触れています。

「ホームシック衛星」は2008年に開催したアルバム「orbital period」のツアーです。
「BUMP OF CHICKEN TOUR ホームシック衛星2024」は、バンドが結成28周年を迎える2024年に開催するツアーで、バンド結成日である2月11日からスタートします。

BUMP OF CHICKEN TOUR ホームシック衛星2024

結成28年目を迎える2024年2月11日、BUMP OF CHICKENそのものが28歳になる2024年2月11日、”28年周期”の節目を迎えるタイミングで「ホームシック衛星」のリバイバルツアーが始まった。

「28年で一巡り」という概念から生まれた「orbital period」を引っ提げてのツアー。BUMP OF CHICKENと出会った時からずっと側にいるアルバムのリバイバル。まさに形容し難い興奮。

忘れもしない、出会ったあの日から10年以上が経っている今も、あの頃と変わらず側に居るBUMP OF CHICKEN。晴れの日も雨の日も、うれしいとき、かなしいとき、くやしいとき、どんなときもずっと側に居た。
大好きなBUMP OF CHICKENのライブに、このライブこそ、家族と一緒に行きたい。家族分のチケットがご用意されたのに私だけ行けなかったBFLY。いつか。次こそは。ずっと持ってきた「家族でバンプのライブ」という夢を叶えたいという一心で、迷わず3枚で申し込んだ。近年のライブは2枚までしか申し込めなくなっていたのに、4枚まで申し込めるホームシック衛星2024。膨らむ期待に運はやってきて、チケットが当たった。

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始まったら、始まってしまったら、向かう先は終わり。「始まる前の 今 が一番だね」ポートメッセなごやへと向かう道中、開演までの待ち時間、何度も交わした会話。始まってほしい、始まらないでほしい、始まれ。お決まりの矛盾した気持ちに、なってもならなくても時間は一定の速度で進む。始まる前のあの瞬間に、始まる前からもう何度だって戻りたい。

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なんとなく予想していた。予想していたけれど、「星の鳥」→「メーデー」から始まるなんて、ものすごいがすぎる。この流れ。たまらない。言葉にできない。何かが始まるような、そんなことを予感させるような音楽が好き。たとえばWILL。たとえば三ツ星カルテット。たとえば、星の鳥。そして母が「生で聴くまで死ねない」「生で聴けたら死んでもいい」と願ってきたメーデー。何度も何度もすくいあげてくれたメーデー。私は生で何度か聴いてきたけれど、母と一緒に聴くことができて感慨無量だった。胸がいっぱい。

この3か月、いつぽっきりと折れてしまってもおかしくないような私の支柱だった「才脳人応援歌」。どんなに苦しくたって、動かなきゃ進まない。この冬を乗り越えられたのは紛れもなくこの曲のおかげだった。乗り越えた先に、また向かい合って届いた。大切です。今日も星の隅で継続中。

「ダイヤモンド」「ハルジオン」で一気にタイムスリップ。何回転んだって、迷ったっていいんだよ。道を引き返すのは間違いじゃないよ。自分の中の”ひとつの花”。これだけは今までも枯らさない。たまに水を遣りすぎちゃうかもしれないけれど、絶対に枯らさない。

「ハルジオン」「ハンマーソングと痛みの塔」は妹が好きな曲。家族の好きな曲を隣で、一緒に聴けることのこの上ない気持ち。やっぱり言葉にならない。

そして「プラネタリウム」。耳にすればいつだって、一瞬で中学最後の文化祭。中学3年生の私へ、あなたが好きなその曲を、何年経っても変わらずいまも聴いているよ、届いたよ。いまもずっと光だよ。

普段ほとんど聴かない「花の名」を私が聴くとしたら、ライブで。久しぶりの花の名、藤原基央の力強い声に胸を打たれた。一緒に見ている今この光景を、音を、忘れても、お揃いの記憶を集めた今日のこと、お揃いの時間を隣で過ごしたことは忘れない。

見つけたものは本物だよ、出会ったことは本当だよ、迷ったときにはいつもやさしく肯定してくれる「arrows」。出会ったことは本当だから。少しだったけど、少しでも一緒に歩いた(歩いたと信じている)時間は偽物じゃないから。出会わなければよかった、ううん、そんなことない。また会えますように。

セトリをみず(3人で必死に我慢)のライブ、次は何だろうが止まらない中、4人が島へと歩き出す。

島での1曲目、びっくり「東京賛歌」。思いのほかしっくりきた。人はどこに居てもその人のままだよ。離れた誰かも離れた自分も生きてるんだよ。好きだった唄はまだ聴こえているかな。

そして「真っ赤な空を見ただろうか」。私、これを聴くにはいつもちょっと力が入る気がする。ひとりがふたつだったから。だから、よかった。そう強く思ったことを忘れられない2年とちょっと前の思い出。大切な記憶は、いつまでも大切のままどこまでも持っていきたいな。元気かなあ、出会えてよかった

手拍子のリズムを取るのに必死だった記憶しかない「かさぶたぶたぶ」。このツアーだからこそ聴けると思った。楽しかったね

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ライブ前の一週間、久しぶりにこの曲ばかりを聴いてしまう時期がまた。リピート再生がなぜか止まらない。YouTubeで懐かしいMVをみる。藤原基央がこの歌詞をかいたときの心を知りたい。いつ、どこで、何と出会って、何を感じたの?知りたい。わかれない。

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メンバーがメインステージに戻り、音符を浮かべたのは「アリア」だった。3回、こればかり聴いてはどうにか腑に落とそうと踏ん張っていたことがある。それでも、いまでも納得できないこともあって、だけどいくつもの”あの日”はちゃんとあって、今もあって、だから言えなかったことも今ならわかって、言えばよかったと思って、繋がれてよかったなんて思う。もうこんな思いはしたくないよ、ずっと君がいた、ずっと君といた、忘れたくない

心がものすごくきゅーっとなって「天体観測」。イマ を大切に、口ではなんとでも言えるんだ、ちゃんと大切にしよう瞬間を。イマは取り返しがつかないよ

前に進めているのかな。いつからか止まったままな気がしている。いや、それどころか後退していないか?気を抜けば不安になってしまう私だけど、私だって進んでいるんだなと思わせてくれる「銀河鉄道」。2022年7月2日を思い出したよ

「supernova」久しぶりに聴くのがライブという贅沢。居なくなってから知っても遅い。今じゃなければ、遅い。見つめ合うその時、大事だと思うものを思いっきり大事にしたかったよ。軽率に聴けない。

「星の鳥 reprise」で今を取り戻せ。時間の流れ、生きてきた足跡を感じさせるようなメロディだと思っている。

そして「カルマ」、ライブで、生で聴くとカッコよさが物凄い。

今回のライブで一番印象的なのが「voyager + flyby」。時間を巻き戻したいと聴きながらすでに思った。ものすごくよかった、本当によかった。キットマタ巡リ会エルト心ノ奥ガ信ジテル。


アンコール1曲目の「リトルブレイバー」で完全に2022年7月2日。あの日聴いていた瞬間を今でもかなり覚えていて。セトリもけっこう同じだから余計に。ポケットにはいつだって思い出と、勇気のカケラがあるね

この3か月支柱だった才脳人応援歌と、同じように聴きまくっていたのが「Hello, world!」。選べない傷の意味。乗り越えた今だからわかった。わかった気がする。この曲すっごい好きで。これで終わるとは、新鮮でこれまたとてもよかった。叫びだしたい、走りたい、今日と向き合う気になれる。

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周りも環境も、自分も、何もかもが変わっていくなかで、変わらないものをひとつ、自分の中に見つけた。変わらないものがひとつ、自分の中にあった。同じ音楽に今までもこれからもいつもパワーをもらうよ。再確認。
出会ったあの日から、今日までもう人生の半分以上。自分の軸がずっと変わっていないことが本当にうれしい。なかなか自分のことを好きだと思える瞬間がないけれど、バンプを好きな自分のこと大好き。見つけ合えたことが誇り。

やっと叶った家族でバンプ。本当に最高だ

28周年、おめでとうございます
28年、4人が4人でありがとう


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