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週刊オールライター第66号 「私の『座右の銘』の歴史 〜『メモしろよ!』から『人生何が起こるかわからない』まで〜」

突然ですが、皆さんには「座右の銘」はありますか?座右の銘は
「いつも自分の座る場所のそばに書き記しておいて、戒めとする文句」(デジタル大辞泉より)
という意味で、簡単に言えば
「自分の戒めとなる言葉・自分が大切にしている言葉」
ですね。有名人で例えると、巨人やレッドソックスなどで活躍した元プロ野球選手の上原浩治氏は
「雑草魂」
を座右の銘とし、どんなに打たれても、どんなに援護がなかろうと、どんなに差別を受けようと不屈の精神で立ち向かう、という意思をこの「雑草魂」という3文字に込めていました。

私にも座右の銘はあります。それは

「メモしろよ!」
「生涯社会勉強」
「人生何が起こるかわからない」

です。
これら3つのうち2つは当たり前のことをわかっていなかったことによる戒めです。
今回は私の座右の銘の歴史を紹介します。


1. 初めての座右の銘 「メモしろよ!」

これは人生初の座右の銘で、(高校)受験勉強の際に塾で起こした大失敗によってできた戒めです。
高校受験の際に通っていた進学塾で私のいたクラスで英語を教えていたのは塾長でした。「メモしろよ!」という一言はこの塾長にきつく怒られた際に彼の口から飛び出したものです。
事件が起きたのは夏季講習のお盆休み前日、英語の授業の冒頭でした。英語の授業は毎回冒頭にリスニングの練習を行うのが流れでした。そのリスニング練習の際、私はメモを書きませんでした。何を言っているかメモしなくてはいけませんが、この日はメモを書きませんでした。テープ(CD音声)が流れ終わった後、先生は私を含めた複数名を名指しして
「なぜメモをしなかったの?」
と言った次の瞬間、
「メモしろよ!」
と突如として語尾を荒げて怒鳴りました。彼が怒る時の一言一言、特に受験が迫ってくる頃は強烈なので、震え上がりました。これ以降私はメモを怠らないようになり、一時期LINEのステータスメッセージに
「メモしろよ!」
と戒めのために書いていた時期がありました。これこそ人生初の座右の銘です。

2. 2つ目の座右の銘 「生涯社会勉強」

これは、大学生になってから気がついたことです。大学生になって社会人により近くなったのですが、高校の頃までグレ同然だった私にはそれまで社会勉強してこなかったツケがブーメランとして跳ね返り、挙げ句の果てには東京五輪の野球日本代表の選考が自分の想定通りじゃなかったことに対する不満を
「見るかあんなの」
という侮辱発言で表現してしまったことにより親を怒鳴らさせ、自分探しを余儀なくされました。
この時に薄々だったとはいえ気がついたのですが、社会勉強は人生で唯一終わりのない勉強だということを知りました。今まで社会勉強をするチャンスを自分で潰したがために大学生になって苦労しているのですから、ここでも先述の「メモしろよ!」と同じく、戒めとして
「生涯社会勉強」
を座右の銘にしました。

3. 3つ目の座右の銘 「人生何が起こるかわからない」

上記3本の過去記事でも触れましたが、現在私が最も大切にしている座右の銘が
「人生何が起こるかわからない」
です。
ひょんなことからラジオに出演して、テレビの向こう側に人に出会って、仕事体験させてもらったり、記事の添削をしてもらったり、漫画の向こう側の人にも出会ったり・・・18歳当時の私に、「将来こんな出来事が起きるよ」と言っても信じてもらえないでしょう。それくらい私の人生は180度変わりました。それ以降、「出会い」や「つながり」を大事にすることを学び、それの意味も込めて
「人生何が起こるかわからない」
という座右の銘が生まれました。

むすびにかえて

今回は、私の座右の銘を紹介しました。ほとんどが戒めのためのものなので、褒められた話ではありませんが、人生の糧になっています。これからの人生、この座右の銘に恥じない生活をしたいと思います。

次回の配信は10日です。お楽しみに。
それではまた。

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