「その決断力がうらやましい」という言葉で感じたこと
10年間勤めた会社を退社します。住む場所を自分で決めたい私は、オフィス出社や転勤が続く今の会社では実現できないと知ったからです。
転職先も決まっていませんし、手に職もありません。まずは住む場所を決めてから次の仕事を考えようと思っています。
そんな自分に対して「今後が心配だ」とか「もったいない」と気にかけてくれる人がいる一方で、一番言われた言葉は「その決断力がうらやましい」でした。
その決断力がうらやましい
20代の若手から50代の管理職まで、年齢問わず色んな人に「うらやましい」と言われたことに驚きました。
そもそも言われると思っていませんでしたし、日々淡々と仕事をこなしている人ほど言ってきました。みんなも本当は辞めたいのか・・。
その人たちに辞めない理由を聞いてみると「仕事を辞めたら生きていけるか分からない」といった言葉が返ってきます。
今の世の中、ネットを使えば色んな情報が手に入って、サラリーマン以外の生き方も知ることができるのに。いろんな生き方を知れば、もっと選択肢が増えるのに。
なぜ決断できたのだろう
私が決断できた理由は、ネットや書籍で情報収集をして他の生き方を「知っていた」ことが大きいと思います。私も決断するまで不安はありました。
でも、分からないを調べていくことで、不安が解消され、自分にもできるかもという自信に繋がってきました。
自分と価値観の似ている人が、理想の暮らしを実践していることに希望の光が見えました。自分の価値観、考えを信じていいんだという感じです。
また、一番効果的だったのは、理想の暮らしをしている人に会ってみたことです。どの方もカフェや宿などを経営していたので施設を利用して話を聞いてみました。
ネットや書籍だけでは芸能人を見ているときと似ている感覚になり「きっと特別な何かを持っている人なんだ」「自分には真似できない」といった先入観が生まれていました。
でも実際に会ってみると、芸能人ではないことがわかりましたし、キラキラしたネットには載っていない現実的な話も聞けて解像度が上がりました。自分にもできるかもという自信に繋がりました。
特別なスキルや才能より「覚悟が必要」というのも実際に会ってみて感じた学びでした。
後悔しないための決断を
大人が言う「サラリーマンが安定」は30年前の日本です。今は時代が変わっているので、その状態が続くかは分かりません。
「うらやましい」と言った人の中に、仲の良い後輩もいたのですが、これから後悔しないための決断をして欲しいなと思っています。みんな才能を持っているので、自信を持ってチャレンジしてほしいですね。
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