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日本酒コラムVol.4 神亀酒造様(埼玉県)

FGJ日本酒コラム担当、日本酒好きの小林舞依です。
2022年一発目の日本酒コラム。
どうぞ本年もよろしくお願いいたします!!

今回で日本酒コラムは4投稿目となります。前回の投稿では京都府伊根町の向井酒造様に寒い時期にぴったりの熱燗・ぬる燗の楽しみ方、そして化学肥料や農薬を使わない米づくりについて教えていただきました。
このコラムでは、日本全国にある1,400以上の酒蔵にバトンを渡す、酒蔵がおすすめする酒蔵のご紹介からできております。

今回お話をうかがったのは、埼玉県蓮田市にある「神亀酒造(しんかめしゅぞう)」8代目の小川原貴夫(おがわはらたかお)氏です。

向井酒造14代目の向井氏はかつて神亀酒造で修行されており、その真髄を継承しながら酒づくりに取り組んでいる「通称・神亀チルドレン」。

熱燗のお話をしたからには、ぜひ神亀酒造をご紹介したい!とのことで、酒づくり真っ只中の1月中旬にお時間を作っていただいて取材となりました。

■原点に帰るとき

神亀酒造は江戸末期の嘉永元年(1848年)の創業で170余年の歴史を誇ります。当時の屋号は「伊勢屋本店」でした。「神亀」とは、かつて蔵の裏手にあった天神池に住むという「神の使いの亀」にちなんでつけられたもの。
今でこそ純米酒「神亀」の名は日本酒業界で広く知られていますが、その道のりは決して平坦なものではなかったようです。質より量が重視されていた高度経済成長時代の昭和42年(1967年)、純米酒という言葉すらなかった頃に早くも純米酒づくりに着手。苦難の連続を乗り越え、昭和62年(1987年)には全国で初めて、仕込む酒のすべてを純米酒に転換し、戦後初の全量純米蔵になりました。

■酒屋から酒蔵へ婿入り

その8代目として酒蔵を率いるのが、代表取締役の小川原貴夫氏。都内にある実家の酒屋「ニシザワ酒店」の跡取り息子に生まれ、高校を卒業して実家を手伝っていたとき、先代の小川原良征氏に出逢ったそう。

7代目の純米酒に対する想い、何より純米酒の美味しさに惹かれ、酒屋を純米酒専門にしていくことを決意したといいます。お酒の仕入れで神亀酒造を頻繁に訪れ、繋がりを深めていく中で先代から提案を受け2013年に入社。

冷蔵庫が一家に1台あるのが当たり前になり、日本酒を冷やして飲むことが多くなりましたが、日本酒は本来あたためて(燗酒にして)飲むもの。「質より量から量から質へ時代が変わっていく、原点に帰るとき」と小川原氏。

「熟成させた純米酒をお燗で」をテーマに燗酒の魅力や日本酒のあり方を次の世代へ伝えていくことを目標に、日々その魅力を発信されています。

今回の取材では「純米酒って??」「熱燗ぬる燗…温度によって名前が変わる」「酒器のちがいで日本酒の味が変化する?!」など盛りだくさんの内容になっています。

2022年1月に公開となりました。
ぜひ続きはFoodGrooveJapan通信でお読みください!
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https://foodgroovejapan.com/?p=2256





〈インタビューご協力〉
神亀酒造株式会社 8代目 小川原貴夫様
https://shinkame.co.jp/

[文 FGJ通信 日本酒コラム:小林舞依、 FGJ広報:大内]

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