2021年版、新・新三種の神器

Wikipediaによると、三種の神器といえば、「八尺瓊勾玉」、「草薙剣」、「八咫鏡」。新三種の神器といえば、1960年代の「クーラー」、「クルマ」、「カラーテレビ」が有名。デジタル三種の神器もあるらしく、「デジタルカメラ」、「DVDプレーヤー」、「薄型テレビ」の3つらしい。広く普及してる(した)やろうけど、デジタル三種の神器で生活が豊かになったかは疑問が残る。そこで、自分が思う本当に生活を豊かにするであろう、新・新三種の神器を考えてみた(異論は認める)。

1つ目。食洗機(食器洗い乾燥機、食器洗い機)。日本の食洗機の普及率は〜30%ぐらいなのに対して、アメリカ、ヨーロッパは、80〜90%ぐらいらしい(検索調べ)。自分の経験ではアメリカのほとんどの家に付いてる。お勧め理由は、いうまでもなく、食器、調理器具を並べて、ボタンを押すだけで1時間もすればいい感じに洗ってくれている。その間に、家族団欒をするもよし、子供と遊ぶもよし。お金があれば導入できる現在の状況を、如何にコストを抑えて普及率を上げることができるかが課題。

2つ目は、衣類乾燥機。洗濯機に付いてるものも多いらしく、普及率は50%ぐらい。ただ、乾燥機能がイマイチとか電気代が高いとかで使用率は〜10%程度と低いらしい。アメリカ、ヨーロッパやと外に洗濯物を干す感覚はないから、乾燥機の利用率はほぼ100%じゃないのかな(個人的予想)。この「あるのに使われていない」状態は改善の余地がある。メーカーが効率の良いものを開発するのか、政府が支援するのか、策はあるかと。1つ目の食洗機同様、洗濯物を干す時間、雨を気にしなくて良い、取り込む時間を考えると、乾燥機で乾かせている間に、紅茶でも飲んでゆっくりできる。

3つ目は、家電とか物っていうわけではないけど、アルミサッシ。多くの日本人海外在住者が感じるのは、冬の日本の家は、家の中やのに寒い。理由は、断熱。アルミは熱伝導率が高く、断熱を考えた場合、熱を逃しやすい。これは、冬だけじゃなく夏場にも言えることで、クーラーで部屋の温度を下げてもアルミサッシを通して熱がどんどん逃げてしまう。上の2つと同様、アメリカ、ヨーロッパやと家の断熱はしっかりしてて、冬でも家の中やとTシャツ一枚でも大丈夫。アルミサッシだけが問題なわけじゃないけど、温暖化が問題視されてる中、効率の良いエネルギー利用は真面目に考える必要がある。これこそ、一般人の生活の快適さを激変させる課題ではないやろか。

これら3つは心底、生活改善になるし、国が推進してもいいかと思うぐらい(産官か産官学とか)。科学者としては、データでその結果を見たい。つまり、
- まず現状のこれらの普及率を調べて何%か公表する
- 複数年での目標を立てて、例えば3年で何%に持っていくのかとその為の策を公表、
- そして3年経った時に何%の普及率になったのか、目標が達成されれば普及率はどこまで上がったか、達成されなければその理由と目標を達成するためには何をすれば良いかの改善案を。

大事なのは、まず何をするかと目標を掲げて、それをなし得るかどうか。結果が全て。