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Vtuver様に読書を依頼したら、作家が小躍りした話【みつなつ様読書配信レポート】

個人出版レーベル「HS書架」代表の春紫苑です。

先日、Vtuberみつなつ様のチャンネル『みつなつの本棚』で、小説投稿サイトエブリスタに掲載している拙作『剣闘士令嬢』を読書配信していただく告知をいたしました。

ちょうど私がOFFだったこともあり、放送開始から終了までチャンネルにお邪魔しました。休憩時間を含めると、7時間弱の時間を配信終了まで視聴したのですが……。

本当に最高の時間を過ごすことができました!!

ちなみに『剣闘士令嬢』の読書配信アーカイブはこちらになります。

夜なかなか寝付けなかったぐらい、一日気持ちが高ぶっていましたね。

一体どうして最高の時間だったのかを思い返してみると、作者にとって3つの大きなメリットがあるのではないかと考えました。

ではみつなつ様の読書配信で何が最高だったのか、その3つのメリットをレポートしていきたいと思います。

みつなつ様の読書配信とは

3つのメリットを語る前に、まずVtuberみつなつ様の読書配信は、一体どのような形で行われているのでしょうか。

私が観測した限りではありますが、小説投稿サイトに掲載されている作品を読まれるVtuber様は、声に出して読むスタイル、つまり朗読(音読)配信が多いと思います。

拙作のスチームパンク小説『青き石眼(ひとみ)のアシュリー』を読んでいただいた天野蒼空様も、朗読での配信でした。

対してみつなつ様は、作品をひたすら黙読で読み進めるスタイル。ただし読みながら感想を挟んでくださるので、無音の配信が続くわけではありません(笑)。

ですので、朗読のように配信を聞きながら視聴者と物語を共有するのは難しいのですが、朗読より早く読めるため、10万文字程度であれば半日程度で読み終わる、というメリットがあります。

実際、今回読書いただいた剣闘士令嬢の文字数は11万文字程度。文庫1冊分に相当するのですが、休憩を挟んで7時間弱で読み終えていただくことができました。それでも7時間かかったので大変な労力だったと思います……。

みつなつ様の読書配信による、作家にとっての大きなメリット3つ

ではここから、みつなつ様の読書配信が最高だった理由を書いていきます。

1つ確実に言えることは、小説投稿サイトに掲載作品がある作家様は、みつなつ様に読書配信依頼したほうが絶対イイ!!ということ。読んでいただいた作家にとって、とてもメリットが大きいからです。

そのメリットは次の3つだと考えます。

・読書途中で感想をいただけるので、どの部分でどんなことを感じたのかが分かりやすい
・ページごとに一言感想を書いてもらえ、さらにスタンプをもらえる(エブリスタ限定?)
・読書の解像度が高いため、作者の意図を的確に突いてもらえる

読書途中で感想をいただけるので、どの部分でどんなことを感じたのかが分かりやすい

黙読スタイルとはいえ、合間に挟んでいただける感想のお陰で、どのページのどの部分で、どういうことを感じているかをリアルタイムに知ることができます

これは作者にとって得難い経験です。なぜなら投稿サイトでいただく作品の感想は、どうしても全て読み終えた段階でのものなので、このシーンではこう感じてほしいという作者の意図が正しく伝わっているかを知ることができません。

もちろん作品の読み方は読者様の自由なので、どのように感じてもらうかは読者個々人に任せるのですが、意図したことが伝わっているかは作者としてとても気になるのです。

みつなつ様の配信では、それがとても分かりやすく言葉にしていただけるので、

「大丈夫、しっかりと伝わってる!」

と確認することができました。

ページごとに一言感想を書いてもらえ、さらにスタンプをもらえる(エブリスタ限定?)

エブリスタでは、作品のページごとに「一言感想+絵文字スタンプ」を投稿することができます。

みつなつ様は、この機能を使ってページごとに丁寧に感想を残してくださいました。さらにスタンプも使用されるので、読書をしながら現在どんな感情になっているのかを逐一知ることができました。

作品(特にエンタメ系)では、読者に感情の起伏を起こすことがとても大事だと思っているので、それをしっかりと見ることができるのもありがたかったです。

余談ではありますが、一言感想を書くたびにみつなつ様が「文字数~(泣)」と文字数制限と格闘されているのが可愛かったです(笑)。

読書の解像度が高いため、作者の意図を的確に突いてもらえる

そしてこれが、最高の時間を過ごしたと感じた最も大きなポイントで、みつなつ様の仰る感想が、とにかく作者の「そう思ってほしいこと」や「意図」を的確に突いてくださるのです。

例えば、古代ローマ風の名前は長く語尾も似ているため、文字だけで人物の見分けが付きにくいのを、「あだ名」をつけることで分かりやすく、かつ親しみやすくなっている、というご指摘。まさに作者が意図した工夫をズバリ仰ってくださいました。

また作中で主人公が手紙をやり取りするシーンがあるのですが、ちょうど作中の小休止的な役割があってホッとするとのご感想。実は初稿ではこのやり取りはなかったのですが、編集様を交えて改稿の案を出す中で、このやり取りを入れることを決めたのです。みつなつ様の感想を聞くことができ、改稿にも意味があったと思えることができました。

その他にも「三角関係にモジョモジョする」とか「推しが可愛い」などとおっしゃっていただけ、私は終始ニンマリしていました♪

【結論】作者はみつなつ様に感想をもらうべし

以上、拙作『剣闘士令嬢』の読書配信レポートを、みつなつ様に読んでもらったほうがいい3つのポイントとしてまとめました。

普段自分の小説がどんなふうに読んでもらっているのかを、ページごと、いや文章ごとに拝聴できるのは、本当に勉強になるしためにもなります。と同時に、みつなつ様がポジティブなことをおっしゃってくださるので、執筆意欲が爆上がりすること間違いなし!

X(旧Twitter)のみつなつ様アカウントでも募集の告知をされるので、フォローしてご確認するといいかもしれません。

最後に、みつなつ様のYouTubeチャンネルです。チャンネル登録して、こちらもチェック!

【読書タイム】剣闘士令嬢(拙作読書配信)


剣闘士令嬢が読める場所

◯エブリスタ

◯小説家になろう
https://ncode.syosetu.com/n4673io/


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