ごみ拾いのニュースを巡るアレコレ
日本代表がドイツ代表を破ったことに加えて、日本代表サポーターが現地スタジアムでごみ拾いをすることがメディアやSNSに取り上げられています。
そしてそれに、某大企業の元経営者の某氏が自己満足だと非難して噛みついています。
もちろん、自己満足や他人の称賛を求めてごみ拾いしている人が皆無だとは思いません。そういう気持ちが無くは無いでしょう。
また、ごみ拾いをすることでその仕事を糧にしている人から仕事を奪っているという意見もありますが、会場中のごみを拾って片付けているならともかく、自分が座っていた座席の周辺を片付ける程度なら仕事を奪うと言うほどではありません。
第一、今回のケースでは現地でごみ清掃に当たっているのはボランティアスタッフのようです。仕事を奪われて怒っている人はいないのではないでしょうか?
誰も怒っていないのに、勝手に思考を先回りさせて
「~~の仕事が~~」
としたり顔で話すのもみっともない話です。
実際にスタジアムに行けば分かりますが、Jリーグの試合でもごみは残っています。日本人が一切ごみをスタジアムに残さない国民というわけではありません。
そういう方向で、今回のごみ拾いを非難するならまだ分からなくはないですが、ただ単に善行を非難するだけでは、ただ単に大人を羨ましがっている子どものように思えます。
非難している人は、もしかしたらこれまで、他人の悪意と、善意を装った悪意にしか接してこなかったのかも知れません。それは環境によるものか資質によるものか、どちらにせよその点は同情します。
善意に接したときにその善意を悪意に見立てて攻撃するのは分別のある大人のすることではないです。
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