1円単位での残額のモバイルSuicaを見て関西を思う

普段は定期登録しているICOCAを使って通勤時に使用していますが、休みの日のお出掛けではFitbitに入れているモバイルSuicaで各種交通機関に乗車しています。

定期ICOCAにもわずかながらチャージいますので、そちらのみにしても良いのですが、Apple Watch・Fitbitと長年使ってきたスマートウォッチでのモバイルSuicaと併用することで、ある意味リスクヘッジにはなっているでしょう。東海道・山陽新幹線もスマートウォッチで乗れるのはなんか楽しいし。

さて、昨年11月に千葉・東京に旅行したときも現地ではFitbitのモバイルSuicaを使って博物館・美術館巡りをしてきましたが、先日の休みの日に大阪で出掛けたときに残高を見ると1円単位になっているのに気が付いて、違和感と共に、
「ああ、東京に行ったときの名残だな」
と思いました。

首都圏の交通機関では料金が1円単位になっているのですよね。調べたら2014年の消費税8%への値上げの際に、交通系電子マネーで支払う場合は1円単位に変更されたそうです。現金だと1円単位の料金設定はさすがに今は無理でしょう。

また、ここ数年はインバウンド需要も見込んで、自動改札機でのクレジットカードタッチ決済も使える交通機関が増えてきましたが、首都圏ではまだバスくらいのようですね。

そのタッチ決済の場合は交通系電子マネーor現金のどちらの料金になるのでしょうか。感覚的には現金と違って端数処理しやすいタッチ決済ですので、電子マネーと同じ扱いになるんじゃないかと思いますが、横浜市営バスの小児料金を見るとタッチ決済は交通系ICと同じ扱いで、5円単位の運賃になっています。

将来、首都圏の電車でもタッチ決済が本格化したら、タッチ決済でも1円単位の交通系ICと同じ扱いになるでしょうね。

ところで、クレジットカードでは加盟店に対し、現金と価格差を付けてはいけないという規約があります。

これに違反しないのかなと一瞬思いましたが、そもそもそういう規約は、クレジット払いの場合に加盟店が負担する手数料を消費者価格に転嫁してはいけない、という目的のためですので、タッチ決済の方が安くなるのであれば問題ないのでしょうね。

首都圏では電子マネー(将来的にはタッチ決済?)で乗ると数円ながら安くなりますが、実施されたときには混乱というか文句とかは無かったんでしょうか? なんかそういう文句は言わなさそうなイメージがありますが、もしも大阪で電子マネーと現金での運賃に差を付けたらどうなるでしょう?

・現金だと高くなる
・電子マネーだと安くなる

このどちらの観点で考えるかによるのですが、大阪人の私としても、大阪人は現金で考えて文句言いそうな気がします。

関西でもモバイルICOCAが始まって1年以上経つことですし、そろそろこちらでも1円単位料金が導入されてもおかしくないですね。

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