2024年4月24日ルヴァンカップ2回戦FC琉球対ガンバ大阪ネット観戦の感想

鳥栖戦・浦和戦と苦しみながらも連勝を果たしたガンバは、ノックアウトステージのみというレギュレーションになったルヴァンカップ2回戦に挑みます。

相手はJ3のFC琉球ですが無縁ではなく、元ガンバの白井陽斗と藤春廣輝が揃ってスタメンで出てきました。控えにも高木大輔がいます。

特に藤春にはガンバサポーターとして思い入れが強い人は多いでしょう。西野、セホーン、松波、長谷川、クルピ、宮本、松波、片野坂、ポヤトスと歴代監督を経て13年所属していた彼とは多くの思い出を共有しています。

白井は現在J3の得点ランクトップであり、敵として油断できないFWになったことにも感慨を覚えます。

ガンバのスタメンは多少入れ替えてきましたが、一森、福岡、倉田、鈴木、唐山は浦和戦から続けてのスタメンとなりました。個人的注目は1トップに入る唐山と、サブですが怪我から復帰の山田康太です。キャプテンマークは藤春と同い年の倉田です。二人でいったい何百回、サイド突破のコンビネーションを見せてきたことか。

沖縄でのJ1クラブが公式戦を行うのは初めてだそうで、沖縄県のサッカー関係者にも注目される試合となりました。

ちなみにこの試合はDAZNではやっていないので、Amazon Prime VideoのサッカーLIVEライトに申し込んで見ることにします。

試合は冒頭からガンバが前掛かり気味でプレスをかけ、琉球は後ろからゆっくり回します。琉球陣内にほとんどボールがある状況ですが、決定機を作ることが出来ないまま時間が経過します。

徐々に琉球がガンバの圧力に慣れ始めた雰囲気も出てきて、22分この試合の初シュートは琉球でした。

ガンバはどうやって相手を崩すか。ドリブルで相手を圧倒的に上回り数的優位を一気に作り出せる宇佐美、ウェルトン、ネタ・ラヴィらがいませんから、ダイレクトパスで相手を置き去りにするか。ドリブル突破は食野が出来るはずなんですけどねえ・・・。

こういう試合では攻撃中のうっかりミスからのカウンターが怖いですが、逆に言うと琉球が持つ時間が長くなってくると、ガンバのカウンターのチャンスも出てきます。

しかし先制は琉球。中央突破を図られ、ポストの落としから富所にミドルをぶち込まれて失点。どう考えても中盤の迫力不足ですね。

前半アディショナルタイムにようやくガンバが初シュート。これをひどい45分と考えられるかどうか。

さすがに後半からダワン、ウェルトン、坂本を出すだろうと思って過ごしたハーフタイム。そして交代無しで始まる後半45分。

もしかしてポヤトス監督は前半の出来に納得してるのですかね。だとしたら本当にポヤトス監督と私自身のサッカー観って合わないなあと感じます。

しかし後半立ち上がり、倉田のチェックからボールを奪い、こぼれ球を鈴木徳真がゴール隅にミドルを綺麗に蹴り込んであっという間に同点に追いつきます。プレスの掛け方変えたんかな。

後はいつ2点目を取るかと思っていたら、17分にはサイドを破られてシュートを一森がファインセーブ。まだこの状況では互角。

白井がスルーパスを受けて危険なシュートを放った後に、ガンバは山田と山下を入れて食野と美藤を下げました。同点ならダワン、ウェルトン、坂本は出さなくて良いという判断ですかね。

27分、唐山が山田のパスを受けて抜け出したものの、シュートはポストに嫌われました。アレは決めて欲しい。

そして今度は同じような場面で白井が一森を破るシュートを決めて再び琉球がリード。寄りによってと言いますか、唐山は失敗して白井が決めたことが象徴的ですし、ポヤトス監督が選手の出し惜しみをしているのが気になります。

結局、坂本、ダワン、坂をここに至って投入。早めに出しときゃ良かったと思うんですけどね。

さすがにダワンが入ると中盤での攻守が引き締まるが、時間が残り少ない。

結局追いつけず試合終了。結局、前半も後半もひどいサッカーでしたね。一番ひどかったのは監督だと思いますが。

早々とルヴァンカップ敗退しましたが、勝てたとしてもどうせどこかで負けてるだろうと諦めてしまうくらいひどい。

ポヤトス監督の問題点は、琉球を舐めてかかったことよりも、望むトップクラスの選手が抜けても戦術をダウングレードせずにやらせて失敗することを繰り返すところだと思うんですよね。

選手に合った戦術をやらない監督なのは分かっていることですが、結局負けたら意味が無い。負けて得られる経験なんて、勝って得られる経験と比べたら些細なものです。

何をどうやっても勝つという監督じゃない以上、タイトルを取れるとは全く思えないのですけれど、ポヤトス監督を継続する意味ってどこにあるんでしょうね。数年間続けてから勝負強い監督に代えて、風間→鬼木になってタイトル取りまくった川崎フロンターレみたいにしたいのかも知れませんが。

だとしたら苦難の時間はあと2,3年は続くのでしょうね。

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