一世代30年で見れば、どこで区切っても大きな変化がある。
この〜〜年の世界や技術の進歩ってすごかったな、過去には無いスピードで進む時代の流れや技術革新について思い返すことがあります。
ただ、元も子もない話ですが、どんな時代だって変化はあるものであり、一定期間を区切った中でどんな時でも、様々な出来事は存在します。
一世代とは元々、「世」という漢字が三十を表すように、30年間のことだったというnoteを以前に書きましたが、
2020年から30年さかのぼったこの一世代において、出来事も新技術・新商品はまさに多様でした。
<1991年〜2020年>
バブル崩壊から始まり、Jリーグ開始、Windows95のヒットとインターネットの普及、PHS・携帯電話・iモードの流行、911同時多発テロ、リーマンショック、東日本大震災、スマホとSNS、とざっと挙げてもこれだけあります。
これだけ革新的な時代ってそんなにないのでは? と思いそうになりますが、さらに30年さかのぼってみましょう。
<1961年〜1990年>
テレビや冷蔵庫などの家電製品の普及、新幹線、高度経済成長、東京オリンピック、70年安保、学生運動、ベトナム戦争、大阪万博、ニクソンショック、オイルショック、バブル景気、冷戦崩壊、昭和天皇崩御
こちらもてんこ盛りというか、西側諸国の技術革新が伸びていき、景気の上下があるも最終的には共産主義諸国を打ち負かすという、技術・商業・政治が絡み合った時代です。
そこから30年さかのぼると、もう歴史の教科書の話になりますが、
<1931年〜1960年>
満州事変、五・一五事件、二・二六事件、日中戦争、第二次世界大戦、太平洋戦争、敗戦、独立、復興、冷戦、キューバ危機、宇宙進出、テレビ放送開始
上記の期間は戦争抜きでは語れません。政治も経済も戦争と密接に関係していました。
ついでなのでもう一世代さかのぼりましょう。
<1901年〜1930年>
日英同盟、日露戦争、明治から大正に、第一次世界大戦、ロシア革命、関東大震災、ラジオ開始、大正デモクラシー、大正から昭和に、映画の発明、電話の発明
多分技術的なこともたくさん変わっているはずです。エジソンとかベルとか、いわゆる個人の発明家が活躍できた最後の時代でしょうか。
語弊があるかも知れませんが、一応は時代が現代に近付くにつれて、大まかに見れば平和になりつつあります。そうはいっても各地で紛争も内戦もまだ存在していますが、大国同士の総動員戦争などはもう起こりようが無いでしょう。
テクノロジーの発展とグローバル化が今後も進むとして、どのような未来になるか、想像や予想は出来ても断定できる人はいません。
今後の30年、2021年から2051年において何が起きるのか。よく言われるのは人工知能の進化によって人間を上回るということですが、どうなんでしょうね。既にコンピュータの計算速度も、ロボットの馬力も人間を上回っていますが、人間の知能を上回るコンピュータが出てきたらどうなるか、ということは人間の知能で測ることがそもそも出来るのでしょうか?
哲学の不可知論みたいになってしまいますが、第一、思うとおりに進化が進むとは限らないですし、昔の未来予想図の大半は外れています。
大きな変化があるかも知れませんが、だからといってそれに怯えるのではなくて、心構えと準備を持って、新しいものに柔軟に対応出来る意識を持っておくしかないですよね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?