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と金とロングスロー

将棋はちょくちょく配信を見て楽しんでいますし、子どもの頃は毎日新聞夕刊にあった問題に往復ハガキで応募していたこともありました。囲碁はさっぱりですが、将棋は好きです。

将棋では、歩が敵陣に入って成った「と金」は、相手に取られても歩としてしか使われないので、「金」そのものよりも、相手が攻撃に使うのが難しいという意味でメリットがあります。

先日、その将棋の王将戦を見ていてふと思ったのですが、と金ってサッカーにおけるロングスローっぽいですね。

ロングスローは敵陣でのサイドラインからのスローインを、まるでフリーキックやコーナーキックのように相手ゴール近くに放り込むプレーであり、ロングスローからダイレクトに、あるいはパスやクリアミスを受けてシュートを打って得点を狙えます。

このロングスローの得点以外の利点としては、相手(守備側)に先に触られても、ボールの勢いはフリーキックやコーナーキックほどではないため、跳ね返されてもボールが遠くに飛びません。そのため、二次攻撃につなげやすかったり、あるいは相手によるカウンター攻撃を食らう可能性が少なくなります。

ボールを奪われても相手の攻撃にはすぐにつながりにくい、という点が、将棋における「と金」と似ているなあ、とどうでもいいことを思った日曜でした。

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