サッカーを巡る配信・放映権料

色々なことがあったアジアカップですが、2011年大会以来の優勝を逃した日本にとって、それ以外にも色々ありました。

伊東選手の離脱はもはや一ファンがどうこう言えるものでもないと思いますので触れませんが、日本サッカー界にとっては、サッカーが人気スポーツになって以来初めて、テレビ放送が一部の試合のみになった大会ということにもなりました。

DAZNでは全試合ライブ配信されていて、DAZNの契約をしている人にとってはテレビ中継が無かったとしても大して気にはならない話ですが、やはりDAZN契約をしていないライトファンにとっては、サッカー日本代表が縁遠い存在になりかねない事態です。

一部の試合はテレビ中継がありました。おそらくはテレビ局がDAZNからサブライセンスを買って放送したのでしょうけれど、その放送された2試合(イラク戦とイラン戦)とも日本が敗れたのは間が悪いにもほどがあります。

ただ、このアジアカップのテレビ放送が限られていたことについて、DAZNに文句言っている人をネットでちょくちょく見かけましたが、そもそもDAZNが放映権料吊り上げてテレビ放送を潰したわけでもないでしょう。だいたい最近のDAZNは欧州サッカーの放映権獲得で負け続けですので、資金的にヤバそうな感じがするくらいで、そんな余計な費用を掛ける余裕がないはずです。

全世界的に放映権料がエグいほど暴騰している上に、円安もあります。なにより日本のテレビ局に無限に高い放映権料を買える体力が無い時代になった以上はしょうがありません。

とはいえ、ライトファンが代表戦のために契約するには、DAZNの料金が高すぎるのは事実です。

そもそも、日本人はスポーツコンテンツを無料で見ることに慣れすぎている面もあります。プロ野球と大相撲を数十年間無料で見続けてきた国民には、スポーツを見るためにお金を払うという習慣が根付きづらいのでしょう。

アジアカップが終わって次は日本国内のJリーグとなりますが、1月にはこんな発表がありました。

DAZNでのJ3配信が危ぶまれていましたが、取りあえずは一安心です。2026年以降は不明ですが、おそらくはJリーグが独自配信するんじゃないでしょうか。

あと、DAZN契約者にとっては悩ましいルヴァンカップですが、開催方式が変わったこともあってか、こんな施策も出てきました。

Leminoでのルヴァンカップ配信は試合終了後ということですので、本来の放映権を持っているフジテレビ&スカパー!にも配慮した形なのでしょうか。ノックアウトトーナメントなので有料放送契約する人も少ないでしょうね。

アジアカップにも日本代表にも色々ありましたが、サッカーは続きます。今年のJリーグも楽しめることを祈ります。

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