メディア取材規制法が成立したらどうするのか

何かの事件や事故、それも殺人事件や悲惨な事故が起きたときに、マスコミ各社による取材があるのは当然なのでしょうけれど、被害者やその周辺の人たちへの取材については、改善の余地があるというか、もっと考えろよと思うことが多々あります。

例えば、小学校の近くで大きな交通事故が起き、被害に遭った子どもの同級生に取材しているシーンをニュースなどでも見かけますが、
「怖かった?」
とか
「お友達が怪我してどう思う?」
とか聞いているのを見かけると、何を考えているのかと憤りを覚えてしまいます。

インタビューされる子どものトラウマとかショックとかを考えていないのだろうなーと思うのですが、そんなことよりもニュース番組の視聴率の方が重要な仕事というのは、見てて悲しくなります。

メディアスクラムという言葉は最近生まれたモノですが、実際に発生していたのは昔からありました。それが言葉として指摘されるようになったのは、マスコミが「批判される側にもなり得る」というように社会情勢が変わってきたことが原因です。

それでも、あまり変わっていないような気もします。メディアスクラム自体を防止する自主規制はあるはずなのですが、

一社や二社といった、「メディアスクラム」には当たらない取材については規制がないことになります。

こんなnoteを以前書きましたが、自主規制が足りないと判断されて、規制官庁や国会が乗り出してきたらそれこそマスコミの死命を決してしまいます。そうならないように、一般人へのインタビューについては慎重にしてほしいものです。

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