2023年11月16日ワールドカップアジア2次予選日本対ミャンマーABEMA観戦の感想

先月から日本代表の主力に怪我が相次ぎ、ついには三笘まで怪我で出られなくなりましたが、それでも代わりは相馬ということで、前回大会予選でも出ていた選手がすぐに穴を埋められるのは、日本代表の底力といえるでしょう。

ミャンマー戦の位置づけ、目的としては
・まず勝つこと
・出来るだけ大差で勝つこと
・無失点で勝つこと
・怪我人を出さないこと
といったあたりでしょうか。

日本は前半開始から相手陣内でボールを保持しますが、決定的な崩しまでには至りません。ミャンマーがボックス内に8人は入って固めているので、単純なクロスも中央突破も通りません。

もう少し工夫した方が良いと思いますが、焦ったプレーでボールを簡単に失ってカウンターを食らうよりは、落ち着いて攻めようという共通理解があるのか。

と思っていたら11分、南野のロビングパスを上田綺世がさすがのヘディングシュートで日本が先制に成功。

パナソニックスタジアム吹田での代表戦も恒例になってきましたね。交通の便はさておき、全面屋根付きVIPルーム完備の専スタとしては国内最高峰であることは間違いありません。

その後も日本がポゼッションし続け、28分には中央から鎌田がビューティフルシュートを左足でぶち込んで2-0。

しかしミャンマーの守備はかなり組織的で、諦めずに細かく対応してきているように思えます。予選の初戦というのは十分に時間をかけて研究も調整もしやすいので、かなり日本対策に手間暇掛けてきたのでしょうか。

このまま2-0で前半終了かと思っていたアディショナルタイム、堂安のスルーパスに上田が抜け出し、まさに上田というような流し込むシュートで3点目をゲット。

結果と内容が伴った前半45分だったと思います。

そして後半からは鎌田・谷口を下げて佐野と渡辺が入りました。

後半も前半同様にワンサイドゲームが行われる中、50分には南野のパスを受けた上田がやはり上手にゴールにボールを送り込んで4-0。見事なハットトリックです。

直後にもエリア内で堂安がチャンスを得るもバーに当たるなどして決められず。

上田・南野は67分でお役御免。どちらも持ち味を発揮できた試合でした。細谷と守田が代わりに入りました。

そして日本代表はGK前川が途中出場。父子で代表のGKという歴史的偉業ですね。

そして最後の最後、86分についに堂安が倒れながらも足を振り切ってシュートしたボールがゴールに吸い込まれ、ようやく吹田スタジアムでの代表戦で初ゴールを決めました。

これで5-0となりました。ミャンマー戦を単なる格下相手のゲームと思っている人には物足りないでしょうけれど、ここまでボールを保持した上で相手のカウンターもさせず、攻撃させないまま試合を終えるというのは非常に難しいことです。

内容的には満点でしょう。これで満点じゃなかったらどうしたら良いんだと思います。10-0で勝つべきとか考えるのはあまりに対戦相手へのリスペクトを欠き、そもそものワールドカップ予選を舐めています。

考えるべきは次の試合、サウジアラビアでのシリア戦です。この試合は一点差での勝利で及第点でしょう。それくらい厳しい試合になると思います。

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