来季のガンバが開幕何試合まで我慢できるか

ポヤトス監督のサッカーが実を結ぶまで時間が掛かる、とは就任したときから言われていましたが、まさか1シーズン経っても出来ていないとは思いませんでした。

正確には、夏場の連勝時には良かったように見えたものの、それの対策を立てられたことと怪我人でベストメンバーでなくなったことにより、あっけなくポヤトスサッカーは崩壊しました。

というか、連勝の始まりだった新潟戦の勝利は、元々ポヤトス監督がやりたいスタイルを捨てて勝負に徹した中で勝てたわけで、勝ち点を稼いで残留出来そうなところまでいった後は、もう何の結果も残せない無残なサッカーになりました。

来シーズンもポヤトス監督で「開幕」することは確定しています。大規模な補強が必要と監督自身も実質的に言っていますが、ベストメンバーでないと勝てないサッカーというのはそもそもおかしいと思うのですよね。

どんなビッグクラブでも怪我人も出れば不調な選手も出てきます。それを負ける理由にしてしまうのであれば、監督の役割って何でしょうね。

少なくともこのポヤトスのスタイルなら毎試合2点は取らないと勝てないし、毎試合1得点1アシスト出来るアラウージョ級の選手がいないと成立しないのですが、そこまで選手を選ぶサッカーでないとガンバの攻撃サッカーって復活出来ないのですかね?

このラスト5試合、1得点8失点という数字は、昨年の松田体制下のラスト5試合で5得点2失点と真逆の結果です。

シーズン全体で見ても
2023年 勝ち点34 38得点61失点(ポヤトス監督)
2022年 勝ち点37 33得点44失点(片野坂監督→松田監督)
2021年 勝ち点44 33得点49失点(宮本監督→松波監督)
こんなデータを見てもまだ、ポヤトスがガンバの監督に向いていると思えるのでしょうか? 彼がガンバを強くすると思えるでしょうか?

監督をすぐに代えるから弱くなったと言われがちですが、シーズン中に監督交代した去年・一昨年よりも今年は勝ち点が少なく失点がかなり多くなったのです。

これを見てポヤトス監督を支持する人というのは、単純に凄いなあと、もはや部外者的に思ってしまいます。プロとして結果以上に大事なものってなんでなんでしょうか。

来シーズンのガンバの成績がどうなるかワクワクというよりもガクブルです。負けが込む形でシーズンが始まったら、いつ切るか迷うんじゃないでしょうか。ズルズル引きずって回復出来ずに絶望的な状況になってから監督交代しても遅いのです。

1年以上引っ張ったと言うサンクコストは考えない方が良いと思いますけれどね。

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