西洋料理テーブルマナー講師を目指して
第47回HRS西洋料理テーブルマナー講師認定セミナーと試験を
皇居と丸の内を一望する、KKRホテル東京で実施しました。
この講師認定試験（西洋料理）が初めて実施されたのは1971年。毎年実施する当セミナーの受講者と、１級レストランサービス技能士に講師認定試験の受験資格が付与され、これまで3,251名の認定講師が誕生し、全国各地で活躍しています。
今回のセミナーは2024年 7月9日（火）に開講し73名の方が受講。
北は北海道、南は沖縄から志ある多くの方々にご参加いただきました。
知識を深める特別講話
当日のセミナーは座学と実際に会食しながら学ぶ実践編で構成され、はじめに川上 元久委員が登壇。「西洋料理の基礎知識」からスタートしました。
そ
の後、飴善 晶子委員による「テーブルマナー講師としての知識」、
「講師としての伝える力」の講話と続き、ロールプレイングを交えながら、テーブルマナー講師として必要な知識を身に付けていただきました。
実践編で本質を身に付ける
午後の部では中冨 貴仁委員による実践セミナーを行ないました。
実際にKKRホテル東京のお食事をいただきながら、西洋料理のマナーの
本質を体感していただき、実践的なスキルを習得していただきました。
この講義では、利用者としての感覚と、自身が登壇した時のイメージを膨らませながら、自然と受講者同士の交流も深まります。
～当日のメニュー～
【Horsｄ’oeuvres】
Pâté de Campagne
パテ・ド・カンパーニュ
【Soupe】
Consommé Royale
ビーフコンソメ 王様風
【Poisson】
Loup de Mer en Croûte Sauce Choron
スズキのパイ包み焼き ショロンソース
【Viande】
Rôti de Canard Sauce Vin Rouge
合鴨のロースト 赤ワインソース
【Dessert】
Mousse au Chocolat avec Glacé à la Vanille
チョコレートムース バニラアイス添え
Café
コーヒー
Pain
パン
受講・受験者の声
＜受験を決めたきっかけは？＞
昨年来からコロナの脅威が落ち着き、食育の観点からも、地域の学生や女性グループの団体のテーブルマナーを兼ねた宴席受注を多くいただております。
幾度かテーブルマナー講師として担当させていただきましたが、話術、方法、知識において、自身で反省することもあり、より幅広い知識や歴史を学び、テーブルマナー講師として活躍できればと思い立ったのがきっかけです。
＜セミナー受講の感想は？＞
①日常のマナーの深い理解 ②テーブルマナーの歴史 ③西洋料理の基本④テーブルマナーの実践 ⑤プロトコール ⑥高齢者・障害者へのサービス⑦食品衛生と安全管理 ①～⑦のセミナー受講において、それぞれの講師の方のスピーチや話術が素晴らしかったこと、また各内容においての重要性をご教授いただき大変有難かったです。
＜試験受験に向けてどのような準備をしましたか？＞
学科試験に向けては、教本・教材の熟読と、転写を心掛け、実施試験に向けては、動作、所作を意識し反復しました。
＜資格取得を目指す方へメッセージをいただけますか＞
この度はテーブルマナー講師の資格取得を目指し、トライさせていただきましたが、料飲サービスに従事する方には、セミナー内のどの内容も重要で貴重な講義となり必ず知識としてサービスに反映できるものと実感しております。
講師認定試験について
その後､2024年9月3日（火）に同所で実施された、講師認定試験には
セミナー受講者と、１級レストランサービス技能士の合計63名が
受験し、今年も新たに54名のHRS西洋料理テーブルマナー認定講師が
誕生しました。
今回合格した皆様には、50年以上の歴史ある認定講師の合格バッチを胸に、
テーブルマナーの担い手としてご活躍いただけることを期待しています。
＊第47回HRS西洋料理テーブルマナー講師認定試験合格者リストは、2025年春発行予定のHRS会報誌に掲載を予定しています。
＊次回、第48回HRS西洋料理テーブルマナー講師認定試験の詳細は、2025年4月にHRSホームページで公開を予定しています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？