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37、人材育成を年間予定に組み込む

人材育成を計画的に行っていない会社では、
場当たり的に研修を導入したりしています。

そうではなく、階層別研修であれば、まず初年度は部長なら部長全員、
課長なら課長全員と対象者全員に対しての研修を行い、
翌年度からは新任管理職になる人を対象に研修をしていくと良いでしょう。
そのような計画を年間スケジュールに入れて、経営計画の中で予算化していきます。
 
研修ではただ知識を習得するという事だけではなく、
全員が集まった場で考えを共有することで、学びが深まったり、
人間関係が円滑になったりします。

4月を起点にして新入社員研修や昇給昇格後の管理職研修、新入社員の入社半年後の研修のほか、各階層の研修やスキル研修などを考えていくと、
年間にすると結構な数で研修をすることになります。
 
研修内容は、小さな会社であれば座学だけでなく、
営業職であれば営業の方法や、取引先への営業の状況などを共有しながら、どのように開拓していくかを皆で共有するというのも良いでしょう。
研修というよりも、どちらかと言えば営業の戦略会議に近い形になったりもします。
 
そのように定期的に現場の仕事に即した研修(戦略会議のようなもの)を開催していくことで、社員の教育がスムーズにいくようになります。
そういった育成方法で、人は定着していくものです。
 
(人材定着指導士テキスト:第5章5項)

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