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卒業制作日誌④

古紙やレトロなデザインの紙が売っている店があると聞き、都心まで買い物をしてきた。やっぱり、色々な種類の紙に囲まれていると、テンションが上がるし、ハッピーになれる。行ってよかった。というか、ここに住みたい!!!!

真新しい紙も大好きだけれど、古い紙もとても良い。匂いも手触りも違うし、個性豊かなデザインはワクワクさせてくれる。たくさんの種類の紙に囲まれて暮らせたなら、どんなに幸せか…

合計三千円ほど買い物をした。そして他にはどこにも寄らず、部屋に帰った。東京の中心部は人が多すぎるし、なんだか変な匂いがするから苦手だ。特に新宿がひどい。一番人が多いし、ごみごみしていてビルの威圧感があって、とても狭っ苦しい。他にどんなメリットがあったとしても、とてもじゃないけどここには住めない。渋谷と原宿もなんとなく落ち着かない。私の鼻が効きすぎるのか、常に食べかすと排水溝の匂いがする。

ちなみに、そんな東京の中心部でも意外な印象だったのは秋葉原だった。「空気がおいしくてワクワクする場所」とまでは行かないけれど、他のエリアと比べると、歩いていてもあまり嫌な感じはしない。心なしか、人の表情も固くない気がする。何が秋葉原をそうさせているのだろう。

とまあ、そんな苦手な東京で、一つお気に入りのスポットを見つけられたのでよかったと思う。


主に探しに行ったのは、卒業制作のコマ撮りで使う、舞台や背景に使う材料。きっと、画面が魅力的になるような役割をしてくれると思う。

しかしその前に、シナリオを固めなくてはならない。いくつかスケッチを、色がついたものもそうでないものも描いて、文字に起こして、何か新しいアイディアが閃いたらそれを継ぎ足していく。

この作業が結構つらい。物事を段取りを考えながら進めることを避けてきたので、こういう作業を体が拒否している。でも、思うがままに自由にやって、大失敗した前例がある。絶対にこの段階で失敗したくない…

アニメーションのイメージを簡単にスケッチしたもの。アイディアを目に見える形で表すのは本当に難しい…
全然関係ない話ですが、液タブの表面に貼るシートをあまり説明を読まずに注文したら、全然サイズが合わなくて、カッターで切ったら端っこがザクザクになってしまいました。あーあ

なぜだかわからないけれど、最近おかしなタイミングで動悸がするし、何にもない時でも落ち込んでしまうし、ひどい時は泣いている。だから、こうやって外に出て、何かできる日があるというだけで幸運なのだと思う。

心が安定しないのはつらい。つらければつらいほど、きっと誰にも理解してもらえないと思い込むし、消えたらすべてリセットされるんじゃないか、とも考える。冷静に考えたら変な話なのに、心の調子が狂うと認識がかなり歪んでしまう。

だから、そうならないために、人と話す機会を多く作って、フィードバックを受け止めることが必要なのだと思う。それでまた、今回みたいに外に出て新しく発見をして、アウトプットして、それを人に見せてまた新しいアイディアが浮かぶ…みたいな感じで、自分にとってプラスになるサイクルを作れたらいいな…と思う。

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