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番外編 ミッドウィーク・マジック:職工ブロール/Artisan Brawl参加記(煮えたぎる塔、アカワリ)

職工と聞いては黙っていられない。
はれのちしとどです。よろしくお願いします。

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ウィザーズ・オブ・ザ・コーストのファンコンテンツ・ポリシーより。


◆はじまるよ

今回はミッドウィーク・マジックが「職工ブロール/Artisan Brawl」なる挑戦的なフォーマットでしたので、それに参加した話です。

基本を「タイムレス」※1とし、対戦形式は「ブロール」※2、使用可能カードが「統率者を含め、アンコモン・コモン」というフォーマット。
※1・・・MTGアリーナに実装されている全カードを無調整で使える。
※2・・・デッキ100枚+ライフ25の1対1で行う統率者戦。

「ブロール」目線では、レアカードに出番を奪われていた名アンコモンの活躍の場であり、一方で「職工」目線では普段の構築戦では活躍させづらいカードたちの出番でもありました。


◆使用したデッキ

今回の「職工ブロール」にて統率者として掲げたいカードは多々ありましたが、その中でも特に「ヒストリック職工」の場では対策カードが強すぎて、デッキの構築に二の足を踏んでいるカードがありました。

そう、今回の統率者は《煮えたぎる塔、アカワリ》です。
普段は「落魄」を妨害する墓地対策カードが滅ぶことを願うばかりですが、《エレヒの石》や《大祖始の遺産》が消えても、まだ《トーモッドの墓所》も《魂標ランタン》もある。多すぎる、全面禁止は望めない・・・。

そんな職工環境とも今日だけはおさらば。
だって、今日は「職工ブロール」だもの。
1枚で様々なことができるレアカードが存在しない分、大体60枚くらいのリソースの枠に何枚も墓地対策カードを入れている余裕なんかないハズですし、そもそもミッドウィーク・マジックは速攻アグロが多めの環境、という読みのもとで積極的な墓地肥やしを行って、最速で7/7・トランプルによるパンチを狙います。

デッキはこんな感じ。
正直、【動物園の管理者】のリストくらい見づらいので、添付のテキストファイルからアリーナにインポートした方がご覧頂きやすいと思われます。

軽めのカードで「切削」などを行って「落魄」のカウントを稼ぎ、統率者である《アカワリ》の召喚を経由して、重めのカードで追い打ちをかけるプランです。

インスタントやソーサリーを1枚も採用していませんので、墓地にカードが置かれるならば、即ちパーマネント・カードなのですべて「落魄」。
1枚ずつしか入っていないカードをどんどん墓地に落としてしまう手前、狙ったカードは引きづらく、システムクリーチャーの除去に手間取って苦戦を強いられるようなことも多々ありますが、ランダム性が高く様々なゲーム展開が楽しめるので飽きが来ないメリットもあります。


◆その他のカードについて

ゲーム序盤の「切削」クリーチャーでも特に優秀なのは《縫い師への供給者》《サテュロスの道探し》。他には《アンデッドの執事》《ぬかるみのトリトン》あたりも無二の性能をしており優秀です。

統率者戦系の対戦では、相手の統率者を機能不全に陥らせるためにオーラなどで攻撃やブロックに参加できなくしたり、能力を失わせたりなどの手段が常套として用いられます。当然、それらの行為は紳士協定には違反しますが、万が一に備えて自身の統率者を生け贄にして一旦離脱させる方法は用意しておいた方が無難です。
今回のデッキにも色々仕込んでありますが、除去にも繋がる《空漁師の蜘蛛》《地底街の掃除屋》は特に便利です。変わったところでは《忍耐強く企む者、ゴラム》も墓地から干渉できるので、このデッキではあり寄り。

基本的には7/7・トランプルになった《アカワリ》で殴って勝つデッキですが、どうしようもなく除去されてしまった場合などは他の手段を使います。パワーだけは圧倒的に上がる《リリアナの精鋭》や、飛び道具として使える《ロッテスの巨人》のほか、墓地のクリーチャー数に応じて軽くなる《腐れ巨人》《のたうつ分解者》もそれなりにサイズがあって頼れます。

また、「切削」や生け贄、墓地からの回収などでクリーチャーの領域移動が多いデッキですので、《厳格な者、コンラッド卿》を立てておくのも強力です。「サイクリング」などでもダメージが入るので思わぬところでライフを刻んで勝てることもしばしば。


◆実践を経た感想

実際のミッドウィーク・マジックの対戦では、《鍛冶で鍛えられしアナックス》を統率者にした赤単、《戦闘魔道士の隊長、バルモア》の率いる青赤、大量の接死クリーチャーで毒殺を狙う《牙持ち、フィン》の緑単などとマッチすることが多く、環境はアグロ寄りの印象。
(※海外の攻略サイトで事前に「手早く勝てるデッキ」として出回ったのが原因と思われる。)

対して、こちらの《アカワリ》は構造上、「土地が伸びやすい」「クリーチャーの死亡がデメリットにならない」という特長があり、アグロを受けるミッドレンジとして非常に良い立ち位置を得られていたと思います。

特に黒緑のサイズの大きなクリーチャーは、赤いデッキでは1体除去するのに2枚以上のカードを費やしてしまうことが多く、それらを回収しては再召喚することで絶えずプレッシャーをかけていくのが専らの勝ち方でした。


◆おしまい

今回はここまで。
墓地対策に喘ぎ苦しむ《アカワリ》を活躍させられて満足なイベントでした。今後も開催があると嬉しいですね。

二つ名がカッコいい。

ご清聴ありがとうございました。

じゃあの。

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