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番外編 ミッドウィーク・マジック:ヒストリック・パウパー参加記(オルゾフ・ブレード)

割引あり

今日はパウパーおじさん、はれのちしとどです。
よろしくお願いします。

※本記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。
題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。
©Wizards of the Coast LLC.

ウィザーズ・オブ・ザ・コーストのファンコンテンツ・ポリシーより。


◆はじまるよ

去年の末に職工でミッドウィークを開催してくれたと思ったら、1ヶ月もしないうちに今度はヒストリック・パウパーで開催してくれて嬉しいかぎり。なにを隠そうテーブルトップで唯一嗜んでいるフォーマットが「Pauper」なので、デジタルでも近しい遊びができる場面があると喜んでしまいます。毎週やってくれ。

というワケで、今回は番外編でミッドウィーク・マジックに持ち込んだヒストリック・パウパーのデッキの話です。


◆使ったデッキ

ヒストリック・パウパーは、パウパーの名を冠しているとは言え、カードプールがMTGアリーナ実装範囲であることや、禁止カードが少ない点から、実はプレイアブルなカードがヒストリック職工と似通っており、普段より培ってきた経験を活かすことが可能です。

その前提で組んだデッキがこちらの【オルゾフ・ブレード】

アンコモンこそ入っていませんが、どれも他の構築フォーマットでも渡り合える力のあるカードばかり。何なら、おそらくはある程度職工のデッキに勝てます。

デッキ名はPauperで使われているものをそのまま流用。《税血の刃》が入ったことで盤石になった白黒のデッキであることから【オルゾフ・ブレード】と呼ばれています。ベースにあるのは《儚い存在》によってクリーチャーの能力を使い回しカードアドバンテージを稼ぐデッキで、これとの複合型も存在しています。

ヒストリック・パウパーで【オルゾフ・ブレード】を再現するには、まだいくつものカードが足りてはいないのですが、近しい設計で構築することは可能ですので、使用カードを交えながら内容について掘り下げていこうと思います。


◆テーマとなるカード

軸となるカードは《税血の刃》。出たときに対戦相手にクリーチャー1体を生け贄に捧げされる能力を持ち、アーティファクトであることで手札に戻しやすく、使い回すことで何度も除去として機能します。職工でもよく使用するカードです。

この《税血の刃》を、こちらもおなじみの《コーの空漁師》で戻す動きがデッキの根幹です。1ヶ月ほど前に【マルドゥ・シンセサイザー】でやりました。あとはこの2枚と相性の良いカードで脇を固めていけば、大体デッキになっています。


◆その他のカードについて

・クリーチャー

採用カードにクリーチャーは少ないですが、《空漁師》と言えば《スレイベンの検査官》だけは入ります。
このカードを採用する理由・強いポイントはデッキによって様々ですが、概ね「戦場に出たときにアーティファクトを生成できる1マナのクリーチャー」として捉えるか、「分割払いで1ドローの再利用できるカード」として見るか、という感じです。今回は後者。

メインボードに1枚挿しされがち選手権DnD代表、《黎明運びのクレリック》。とりあえず、出し入れしてるだけでライフが増えるので、速攻系のデッキが多いBO1のイベントでは特に有用だと思います。他の2つの能力もあって1枚あるだけでも大幅に対応力が上がるのが強い。

《鼓舞する監視者》の採用理由はやや特殊で、実は「Pauper」版に採用される《きらめく鷹》の代わりに入っています。《きらめく鷹》が《レンバス》を出し入れして1ドローする1/2/2・飛行であることを考えると、つまり3マナで1ドローするパワー2の飛行生物である《鼓舞する監視者》は実質《きらめく鷹》では?というワケです。

本家は《税血の刃》を戻して除去付きの3/2/2・飛行にもなれるので、やりたいことは半分しか達成できていませんが、実装されていないものは仕方がないのです。

手札に戻して美味しいクリーチャーが多いということは、当然「忍術」とも相性が良くなるのですが、その中でも攻撃を通したときのメリットが飛び抜けて大きい《大牙の衆の忍び》を今回は採用しています。突然、戦闘フェイズ中に3マナのソーサリー相当である手札破壊効果が飛んでくるので、非常に対処しづらそうでした。

めっちゃ強い沼、《カザド=ドゥームのトロール》。序盤のマナベースを安定させつつ、コントロールし切った後にトドメを刺す係。これも職工でよく見るカードですね。文句なしに強い。


・その他の呪文

《望み無き悪夢》は《コーの空漁師》で戻せるための採用。また、後述するカードの「協約」のコストに充てることも可能です。出るたびに2点ずつライフを刻むのも地味に効きますし、なんならトドメにもなり得ます。

こちらも《コーの空漁師》と相性の良いカード。《死者の神のお告げ》で墓地から手札に戻した《空漁師》の能力によって、今度は《お告げ》を戦場から手札に戻すことで再利用可能にする厄介コンボのパーツ。

《がぶりんご飴》は、ヒストリック・パウパーの現環境で指折り数えられる強さのクリーチャー除去です。「協約」の追加コストが必要とは言え、2マナでタフネス5まで捕捉できる性能の高さは、多少構築をこれに寄せることになったとしても採用する価値がありました。

《がぶりんご飴》を1枚減らして差し替えたのが《残響する衰微》。そう言えば、ヒストリック・パウパーでは《騒鳴の嵐》がリーガルだったなと思っての採用です。別に単体除去として使っても弱くはないのがミソ。

《命取りの論争》は、「Pauper」ならできる「イニシアチブ」や「統治者」によるカード枚数の荒稼ぎをなんとか埋め合わせるための採用。別に2枚目以降の《税血の刃》は生け贄にしてしまっても構わないので、思った以上に打てるタイミングが多かった印象。

《レンバス》。カードも引けるし、各種追加コストに充てたり、ライフの回復に使ったりできる万能携行食。ゆっくり戦況を有利に動かしていくデッキなので、ライブラリーに戻ったことで引き直してしまった《レンバス》も、また旨味かなと思いました。

最後の1枚は、トークンデッキや【フェアリー】などのタフネス1の横並びデッキに刺さる《息詰まる噴煙》。実戦では【白黒毒性】がばら撒いたダニ・トークンを一網打尽にしました。バルサン


◆おしまい+サンプルデッキ

今回はここまで。
足りないカードがあるとは言え、ある程度似た動きを楽しめるPauper味のするデッキに仕上がっていたと思います。

私用にチューニングした部分はありますが、いつも通り「拡散で無料」ゾーンにサンプルデッキのテキスト(英語)が添付してありますので、適当に組み替えるなりして使ってみてください。

ご清聴ありがとうございました。

またね。

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