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じいちゃんとの生活1

5/23 朝ごはん。気付ける人と気付けない人の違いは何なのかを話す。

「何かを人に頼むということはその人の人生を奪っているということ。自分が行っている行動が相手の人生に対してどんな影響を与えているのか考えらながら頼まなくてはならない」「トイレットペーパーを三角に折る人がいてね。折った人自身にはそんなことやったってなんのならないのに。でも私は使いやすかったんだ。そんな行いが日常生活の中に散りばめられている人がいるんだ」

5/24 朝食時

「NHKの虫の特集を見ていて思ったんだ。この世に命いただいて、生まれて生活をするもの。そうでないもの。生きれるものと、生きれないもの。その違いはなんなんだろうね。」

5/25 朝食時

「最近になって気づいたんだけどさ、この世にはたくさん家族があるんだけど、仲が良くてずっと関係がある家族とあまり仲が良くなくて全然関わらない家族があったり、一緒に暮らしていて幸せだけど結婚という契約はしていなかったり。色々な形があるんだね。」

5/26 朝食時

「じいちゃんはそんなに頭が良くないから、何かを突き詰めて学んだり、詳しくなったりする事はできなかった。そうやって何かを突き詰めて学んで詳しくなっている人もいる。私には何故それが出来なかったのかと反省や後悔をしたりもするけど…そうすることが良い事なのかと言われると、分からないね。」

今年85歳のじいちゃん。ラジオ体操して3食ご飯食べてあとはほとんど寝ているだけかと思ったら、頭の中は私よりもぐるぐる働いていそうだ。

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