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2023年10月の米国株アノマリー分析~S&P500 ・NASDAQ・BTC~


注意

この記事はあくまで情報提供を目的としており、金融商品の勧誘や推奨を行うものではありません。投資にはリスクが伴いますし、皆さんの状況や目標に最適な投資戦略は個々に異なります。

投資判断を行う際には、十分なリサーチと専門家のアドバイスを受けることが重要です。この記事の情報は一般的なものであり、特定の個別の状況に対する適用を意図していません。

投資に関する質問やコメントは歓迎ですが、皆さんが適切な投資判断を行うための基礎知識を身につける手助けとなることを目指しています。安全で健全な投資体験をお楽しみいただけるよう、情報の活用には慎重さが必要です。どうぞよろしくお願いします。

アノマリー分析について

投資家にとって、月末や初月は重要なポイントです。S&P500やNASDAQ、ビットコインなどの月別リターンが気になるところですが、過去の傾向を把握して投資することが大切です。そこで本記事では、月別リターンの傾向を解説します。特に、投資に注意が必要な月や比較的リターンが出やすい月を見極める方法を紹介します。これを参考にして投資のタイミングを見極めることができます。投資家にとっておすすめの情報です。

S&P500の分析


S&P500過去10年間の10月のリターン

1985年から去年までのSP500の平均リターンは1.09%、リターンの中央値は1.99%でした。
また、10月がプラスリターン(チャートで陽線)になる確率は65.79%です。これは各月の平均リターの中で10月は7番目で中央値では2番めに高いリターンの月となります。
ちなみに、11月が平均リターン及び中央値ともに最も高い月となります。

次に期間別にリターンと中央値を見ていきます。
直近20年間の平均リターンは1.3%、リターンの中央値は2.13%です。
直近10年の平均リターンは2.26%、リターンの中央値は2.27%です。
直近5年間の平均リターンは1.45%、リターンの中央値は2.04%です。
平均リターンと中央値ともにすべてプラスであり、プラスで終えられる確率が高い月となります。

NASDAQの分析


NASDAQ過去10年間の10月のリターン

1985年からのNASDAQ指数の10月の平均リターンは1.02%で中央値では3.06%です。平均リターンは12ヶ月の中でS&P500と同じく7番目ではありますが、中央値では12ヶ月の中で1番高い月となります。これは9月が一年で一番下がりやすい月でそのリバウンドが大きい月であることが原因だと思います。
また、10月がプラスリターン月である確率は60.53%です。

次に期間別にリターンと中央値を見ていきます。
過去20年間で見ると平均リターンは1.68%、中央値は3.78%です。
過去10年間では平均リターンは2.1%、中央値は3.78%です。
過去5年間では平均リターンは0.67%、中央値は3.66%です。
S&P500と同様に平均リターンと中央値の両方がプラスで終えられています。

BTCの分析


ビットコイン過去10年間の10月のリターン

2012年からビットコインの10月の平均リターンは18.4%で中央値は15%です。
平均リターンは月別で見れば1番は11月で2番目に高い値です。中央値の15%は1番高い値です。
また、10月がプラスリターン(チャートで陽線)になる確率は72.7%です。これは月別で比べると2月の次に高い値です。
10月は1年の中でもプラスで終われる確率が高い月となります。

総括

まとめると10月は3つともプラスで終われる確率が1年でも高い月となります。初月に投資するタイミングとしてはかなり優れた月となります。
参考までに

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