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2024年1月 BTC及びマイニング企業3社まとめ ~$RIOT/$MARA/$CLSK~

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2024年の1月のビットコインの動向及びマイニング企業3社についてのニュースを図表を用いて簡単にまとめています。参考になったという方はイイねとフォローをよろしくお願いいたします。
先月のまとめはこちら↓


ビットコイン

BTC/USDの月次対数チャート

1月の実績

1月は始値:42258 高値:49048 安値:38505 終値:42558 変動率:+0.71%となり序盤に上昇したものの中盤に下落し最終的にコマ足で終わりました。

  • 月次チャートで見ると5ヶ月連続で陽線ですがギリギリといったところ

  • 週次チャートで見ると1月1週目に大きな上ヒゲ陰線と後半に大きな下ヒゲ陽線で高いボラだったことがわかります

  • 日次チャートで見ると12月後半から上昇したものの1/12に大きく調整下落し50SMAを割り、24日には100SMAも割りましたが、そこでリバウンドしました。

  • RSIは週足で60台後半で12月よりは下がっています、日足だと月前半は60台でしたが、調整以降は40くらいまで下落し、末時点では50前半くらい


BTC/USDの週次対数チャート
BTC/USDの日次対数チャート

2月の見通し

月別BTCパフォーマンス

2月は過去2012年からの平均リターンは10.4%、中央値リターンは11.9%となります。プラスリターンで終わる確率は75.0%となります。
直近10年だと平均リターン:7.2%、中央値:11.9%
直近5年だと平均リターン:10.4%、中央値:11.5%
となり、1年間で最も勝率が高い月となります。

個人的には1月後半に調整が入ったので2月は過去の平均を取って+10%程度の46500の辺りまえ上昇すると考えています。ただし、陽線が6ヶ月も続くことはかなり珍しいので、調整が来て2月末~3月に10%弱くらい調整される可能性も見ています。

Riot Blockchain

ライオットについて

Riot (NASDAQ: RIOT) は、垂直統合戦略に重点を置いたビットコイン マイニングおよびデジタル インフラストラクチャ企業です。同社はテキサス州中央部でデータセンターホスティング事業を、テキサス州中央部でビットコインマイニング事業を、コロラド州デンバーで電気開閉装置のエンジニアリングおよび製造事業を行っています。

RIOTの1月のデータ

  • ビットコイン生産量:520 前年比:-30.0% 前月比:-15.9%

  • ビットコイン保有量:7,648 前年比:+10.0% 前月比:+3.8%

  • ビットコイン売却量:212 平均売却価格:44,860ドル

  • ハッシュレート(EH/s):12.4

生産量は去年と比べて-30%と大きく下落しています、一方で保有量が10%と今まで下落基調だったのが上昇しました。保有量が来月どう変化するか注視したいです。

その他の情報

  • テキサス州は今月中に極度の寒さに見舞われ、電力需要が増加し、Riot の電力削減の取り組みは送電網の安定化に役立ち、BTCの平均価格に基づいて約77BTCに相当する330万ドルの電力およびデマンドレスポンスクレジットを生成

  • 2番目の大規模施設であるコルシカナ施設を開発中で、完了するとさらに 400メガワットの容量が追加。完全に開発されると、コルシカナ施設の総容量は最大1ギガワットに。400MWは2024年3月末までに通電される予定

  • 2024 年末までに合計セルフマイニング ハッシュ レート容量 29 EH/s を達成すると予想

  • 去年6月、MicroBTと長期購入契約を締結しコルシカナ施設向けの33,280BTCマイナーの初期注文が含まれていた。12月1日より、長期購入契約に基づいて、コルシカナ施設向けに追加の66,560BTCマイナーの二次注文を実行。

  • 注文を合計すると、セルフマイニング能力に26 EH/sが追加。これらのマイナーの導入は2024年第1四半期に開始され、2025年後半までに完了する予定。

株価の変動

1月は始値:17.07 高値:17.11 安値:9.64 終値:10.90 変動率:-29.54%で大きな陽線となりました。
12月からの強気上昇トレンドは年末に頂点を付け、1月始めから大きな下落が続き週足で見ると4週連続陰線でした。ETFの承認が天井という感じで最終的に直近高値より30%以上の下落となりました。
日足のRSIは50程度でしたが一時期30台まで落ちました、週足だと60台から一気に40台まで落ちました。

Marathon Digital Holdings

マラソンデジタルについて

Marathon Digital Holdings (NASDAQ: MARA) はマイニング施設を運営し、ビットコインの採掘に大量のコンピューティング・パワーを利用しています。2010年に法人化され、フロリダ州フォートローダーデールに本社を置いています。以前はマラソン・パテント・グループ社として知られていたが、2021年2月にマラソン・デジタル・ホールディングス社に社名を変更しました。

MARAの1月のデータ

  • ビットコイン生産量:1,084 前年比:+58.0% 前月比:-41.5%

  • ビットコイン保有量:15,741 前年比:+38.0% 前月比:+3.74%

  • ビットコイン売却量:0

  • ハッシュレート

    •  Operational/Energized Hash Rate (EH/s):26.4

    •  Average Operational Hash Rate (EH/s):19.3

    •  Installed Hash Rate (EH/s):26.7

12月の生産量がサプライズでしたので今月は-40%となりました。9月頃からの下落トレンドに戻っています。売却量は0でした。

その他の情報

  • ハッシュレートを7%増やして26.4EHに

  • 月に急増し、12月には全体の生産量の22%を占めていた取引手数料が、1月には全体の生産量の11%に減少したため、ネットワーク報酬の合計は前月比14%減少

  • アブダビの合弁会社の250MWすべての建設と通電を完了

  • パラグアイでの合弁事業では現在2,100のマイナー、または0.3EHが稼働し2024年第2四半期には完全な1.1EHになると予想

  • 1月にテキサス州グランベリーとネブラスカ州カーニーのデータセンターの買収を完了。運営者としてHut8から4月30日までに完全な運営管理を自社で引き継ぐつもりである

  • テキサス州グランベリーに施設ですでに0.9EHの生産能力を追加。買収が完了し、7EHのマイナーが発注し今年ハッシュレートをさらに30%増加させ、2025年末までに50EH/sに到達する明確な道筋が見えた

株価の変動

1月は始値:26.64 高値:29.18 安値:14.62 終値:17.73 変動率:-24.52%で出来高の大きな陰線となりました。
やはり、ETFの承認のタイミングが天井でそこから大きな下落が月後半まで続きました。
日足のRSIは60台から40台まで下落し、週足RSIも50前半まで落ちてきました。

CleanSpark

クリーンスパークについて

CleanSpark (Nasdaq: CLSK) は、アメリカのビットコイン採掘企業です。主に低炭素電力で稼働するデータセンターを所有および運営しています。
同社はまた、顧客にラックスペース、電力、機器を提供するなどの従来のデータセンターサービスや、仮想サービス、仮想ストレージ、データバックアップサービスなどのクラウドサービスを提供しています。

CLSKの1月のデータ

  • ビットコイン生産量:577 前年比:-17% 前月比:-19.86%

  • ビットコイン保有量:3,573 前年比:+1,087% 前月比:+19.02%

  • ビットコイン売却量:6.4 平均売却価格:44,800ドル

  • ハッシュレート(EH/s):10.09

生産量は前月比、前年比とも下がりましたが、売却をほぼしなかったので保有量が最高量を記録しています。ハッシュレートは半年くらいほぼ変化なしです。

その他の情報

  • 一日の平均採掘量:18.6EH/s 最高値は21.9EH/s

  • サンダースビルの拡張施設で通電が開始され、月中旬までに約4.6EH/s のマシンが完全に稼働すると予想

  • ダルトンキャンパスでハッシュレートを2倍の1.6EH/sにすることが進行中である

また24年Q1の決算が発表されました。
昨年より大きく成長し、好決算であったと感じます。
決算カンファレンスコールの日本語訳はこちら↓

株価の変動

1月は始値:12.6 高値:12.6 安値:6.41 終値:8.05 変動率:-27.02%で大きく下落しました。
年末年始とETF承認の後に大きく下落し3週連続大きな陰線でしたが、後半からは少しリバウンドする状態となりました。
日足RSIは50台から30台まで下落し、週足RSIでも50台前半まで落ちてきました。

まとめ

1月は前半に予想されていたETFの承認がありそこが天井付近で20%の調整が入りました。それに連動してマイニング株も20%以上の下落をしました。
去年の11月から年末までかなり過熱気味でしたので、ようやく調整が入ったという感じでしょうか。ETF承認を祝って購入する人たちは大損を食らっているかもしれませんが、半減期の1年後くらいまで持ち続けれれば今回の高値は必ず超えてくると考えています。
一方でマイニングの難易度が上がっている分、昨対比を見るとマイニング量が去年と比べて減っていることがわかります。各企業、ハッシュレートを増やす努力をしていますが今後どうなるか注視していきたいです。

注意

この記事はあくまで情報提供を目的としており、金融商品の勧誘や推奨を行うものではありません。投資にはリスクが伴いますし、皆さんの状況や目標に最適な投資戦略は個々に異なります。

投資判断を行う際には、十分なリサーチと専門家のアドバイスを受けることが重要です。この記事の情報は一般的なものであり、特定の個別の状況に対する適用を意図していません。

投資に関する質問やコメントは歓迎ですが、皆さんが適切な投資判断を行うための基礎知識を身につける手助けとなることを目指しています。安全で健全な投資体験をお楽しみいただけるよう、情報の活用には慎重さが必要です。どうぞよろしくお願いします。

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