見出し画像

2023年12月 BTC及びマイニング企業3社まとめ ~$RIOT/$MARA/$CLSK~

この記事について

この記事は最後まで無料で読めます。
2023年の12月のビットコインの動向及びマイニング企業3社についてのニュースを図表を用いて簡単にまとめています。参考になったという方はイイねとフォローをよろしくお願いいたします。
先月のまとめはこちら↓


ビットコイン

BTC/USDの月次対数チャート

12月の実績

12月は始値:37731 高値:44729 安値:37628 終値:42258 変動率:+12.03%となり大きく上昇しました。
また、2023年の1年間で160%以上の上昇をしました。

  • 月次チャートで見ると50ヶ月平均線の線上で4ヶ月連続陽線

  • 週次チャートで見ると12月1週目に大きく陽線でその後は陰線と陽線のレンジ相場

  • 日次チャートで見ると月前半は大きく上昇、上値44000ドル付近下値40000ドル付近でレンジを形成

  • RSIは週足で83手前まで到達したものの後半には75付近まで調整。日足は前半は80を超えていましたが、後半は50程度まで下落

BTC/USDの週次対数チャート
BTC/USDの日次対数チャート

1月の見通し

月別BTCパフォーマンス

1月は過去2012年からの平均リターンは5.8%、中央値リターンは7.4%となります。プラスリターンで終わる確率は58.3%となります。
直近10年だと平均リターン:0.2%、中央値:-3.5%
直近5年だと平均リターン:11.9%、中央値:14.2%
となり、直近5年間ではリターンが大きいものの長い目で見るとそこまでいい成績ではありません。

個人的には前回と同様に46,000~47,000ドルまで上昇して、一旦10~20%の調整に入り30,000ドル代まで下落しそうな気はします。

Riot Blockchain

ライオットについて

Riot (NASDAQ: RIOT) は、垂直統合戦略に重点を置いたビットコイン マイニングおよびデジタル インフラストラクチャ企業です。同社はテキサス州中央部でデータセンターホスティング事業を、テキサス州中央部でビットコインマイニング事業を、コロラド州デンバーで電気開閉装置のエンジニアリングおよび製造事業を行っています。

RIOTの12月のデータ


  • ビットコイン生産量:619 前年比:-6.0% 前月比:+12.14%

  • ビットコイン保有量:7362 前年比:+6.0% 前月比:+0.05%

  • ビットコイン売却量:590 平均売却価格:42,872ドル

  • ハッシュレート(EH/s):12.4

その他の情報

  • CEO:ロックデール施設の拡張が完了し、新しいコルシカナ施設の開発も大きく前進。年間で6,626BTCをマイニングすると同時に、パワー戦略の独自の利点を実証し、2023年のBTCの平均価格に基づいて2,480BTCに相当する7,160 万ドルのパワー クレジットを生成。

  • 2024年末までにマイニングハッシュレートを28EH/sに高めるという計画

  • 2番目の大規模施設であるコルシカナ施設の開発中であり、フェーズ1が数ヶ月以内に完了するとさらに400MWの容量が追加される予定。完成するとコルシカナ施設の総容量は最大1GW

  • 2023年6月MicroBTと長期購入契約を締結しコルシカナ施設向けの33,280BTCマイナーの初期注文が含まれていた。2023年12月1日よりMicroBT長期購入契約に基づいて、コルシカナ施設向けに追加の66,560のBTCマイナーの二次注文を実行。2つの注文書を合計すると、セルフマイニング能力に26EH/sが追加。2025年後半までに完了する予定。マイニング ハッシュ レートが38EH/sになると予想。

株価の変動

12月は始値:12.75 高値:18.75 安値:12.71 終値:15.47 変動率:+23.27%で先月に引き続き大きな陽線となりました。
12月1日から大きな上場が続き、ボラティリティは大きいものの月末まで綺麗な上昇トレンドを形成しました。
日足のRSIは60~70代前半、週足だと60代となっており少し過熱気味となっています。

Marathon Digital Holdings

マラソンデジタルについて

Marathon Digital Holdings (NASDAQ: MARA) はマイニング施設を運営し、ビットコインの採掘に大量のコンピューティング・パワーを利用しています。2010年に法人化され、フロリダ州フォートローダーデールに本社を置いています。以前はマラソン・パテント・グループ社として知られていたが、2021年2月にマラソン・デジタル・ホールディングス社に社名を変更しました。

MARAの12月のデータ


  • ビットコイン生産量:1,853 前年比:+290% 前月比:+60.99%

  • ビットコイン保有量:15,174 前年比:+24% 前月比:+8.19%

  • ビットコイン売却量:704

  • ハッシュレート

    •  Operational/Energized Hash Rate (EH/s):24.7

    •  Average Operational Hash Rate (EH/s):22.4

    •  Installed Hash Rate (EH/s):25.2

生産量が先月+60%というサプライズ数値が目立ちます。保有量も最高値を更新しました。

その他の情報

  • 2023年に12,852BTCという記録的なBTC生産、保有量は15,000を超える

  • CEO:2024年にハッシュレートの30%の成長を目標。先日発表されたGenerate Capitalからの2つのサイト(テキサス州グランベリーとネブラスカ州カーニー)の買収により、今後18~24ヶ月で50EHに達すると予想。

  • 取引手数料が大幅に上昇したため、12月のビットコイン生産量は平均運用ハッシュレートよりもはるかに速いペースで増加。MaraPool は取引手数料として380BTC 以上、BTC生産量の22%、先月の生産量の12%から増加

  • アブダビ:現在オンラインで2.7EHが利用中。スダールシティにある2番目の大きな施設で稼働している13,000台以上のマイナーが含まれており、残りの4.4EHは2024年1月に稼働する予定

  • パラグアイ:現在2,110台のマイナーで0.3EHに。1.1EHが2024年第2四半期初めまでにオンラインになると予想

  • 平均フリート効率は、2024年1月1日時点で24.5 J/TH

  • Generate Capital から2つの営業拠点を取得する取引は2024年1月に完了し、約1億7,860万ドルが同社の貸借対照表から現金で支払われる予定

株価の変動

12月は始値:12.20 高値:31.30 安値:12.18 終値:23.49 変動率:+96.24%で出来高もかなり高く大きな陽線で終えることができました。
11月から続く上昇トレンドが継続し、わずか1ヶ月で約100%の上昇となりました。12月最終日に15%以上の下落があり調整がようやく入った状態となっています。
日足のRSIは90付近まで迫っており、週足RSIも80まで上昇しました。
そろそろ、株価もRSIもMACDも転換点に入りそうです。

CleanSpark

クリーンスパークについて

CleanSpark (Nasdaq: CLSK) は、アメリカのビットコイン採掘企業です。主に低炭素電力で稼働するデータセンターを所有および運営しています。
同社はまた、顧客にラックスペース、電力、機器を提供するなどの従来のデータセンターサービスや、仮想サービス、仮想ストレージ、データバックアップサービスなどのクラウドサービスを提供しています。

CLSKの12月のデータ

  • ビットコイン生産量:720 前年比:+55% 前月比:+8.11%

  • ビットコイン保有量:3,002 前年比:+1,217% 前月比:16.58%

  • ビットコイン売却量:293 平均売却価格:42,700ドル

  • ハッシュレート(EH/s):10.08

生産量及び保有量が最高値を更新しました。1年前の10倍以上の保有量を持っています。

その他の情報

  • 一日の平均採掘量:23.2EH/s 最高値は29.8EH/s

  • CEO:今年は7,300以上のBTCが採掘され、これまでの成果を上回り、2022年比60%増加、保有量も去年末の288BTCから現在3,000BTCまで拡大

  • 150MW拡張のためのジョージア州サンダースビル10棟の建物が完成し、来月2月に施設始動のため準備中。

  • Antminer XPは納品されており、ジョージア州で保管中。拡張を見越して最新のAntminer S21ファームウェアのアップグレードのテストも開始。

  • 社内トレーディングデスクを立ち上げる予定

  • 500MドルのMixed Shelf Offering

株価の変動

12月は始値:5.91 高値:13.56 安値:5.73 終値:11.03 変動率:+76.76%で2ヶ月連続で驚異的なパフォーマンスで終えることができました。
12月1日に22%、2日に16%の暴騰があった後、順調に上昇しMARAと同様に2倍以上の株価に一時なったものの最終日に大きな調整が入り76%の上昇となりました。
日足RSIは月初で85超でしたが、70代まで調整し月末には60付近まで落ちてきています。週足でも80付近まで上昇していましたが現在は70くらいまで下落しています。出来高も12月前半に今年一番の出来高となっています。
現在調整中ではありますが、MARAと同様急騰となったため調整幅がどのくらいか気になるところです。

まとめ

12月は1月上旬に噂されているETFの承認、米国金利の引き下げの予想などにより金融相場が加熱しBTCもマイニング銘柄も絶好調の成績でした。特にMARAとCLSKが一時100%以上の上昇見せるなどホルダーには半年くらい待った上昇だと思われます。RIOTも悪くはない成績ではあるものの他2社と比較すると見劣りしてしまいますね。特にCLSKに生産量を超えられている点がもどかしいです。

ETFが承認されたわけでもなく半減期まで100日程度あり、簡単に40~50%程度調整してもおかしくない状態ですのでしっかりシートベルトを締めていきたいです。

注意

この記事はあくまで情報提供を目的としており、金融商品の勧誘や推奨を行うものではありません。投資にはリスクが伴いますし、皆さんの状況や目標に最適な投資戦略は個々に異なります。

投資判断を行う際には、十分なリサーチと専門家のアドバイスを受けることが重要です。この記事の情報は一般的なものであり、特定の個別の状況に対する適用を意図していません。

投資に関する質問やコメントは歓迎ですが、皆さんが適切な投資判断を行うための基礎知識を身につける手助けとなることを目指しています。安全で健全な投資体験をお楽しみいただけるよう、情報の活用には慎重さが必要です。どうぞよろしくお願いします。

ここから先は

0字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?