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こんな風にも「好き」は仕事になったりする

仕事は何しているのと聞かれて、一言で説明することが難しくて。教育系・塾みたいなとことだけ、答えることが多いですが、もう少し噛み砕くと、子どもたちの居場所を作ることを、仕事にしています。

居場所ってどんなもの?
ありのままでいられる場所?
いていいんだと思える場所?
自分の気持ちを、臆せず表現できる場所?

私にとっての居場所は、社会人1年目から所属しているよさこいチーム「なるたか」でした。(http://www.narutaka4351.com/)
とっくり愛を注ぎ、とっくり愛をもらった場所です。

前職の2年半(この話もどこかでちゃんとしたい)、いろんなとこで幾度となく聞かれた「どうしてそんな環境で仕事頑張れるの?」という問い。逃げ方を知らない私は、歯を食いしばって耐え忍んでいたと、私から出てくる答えはそれが全てだったのだけど、カタリバの最終面接で、こんな言葉をもらいました。「その居場所が、守ってくれていたんだね。その居場所の大切さを、身をもって知ってるんだね。」その瞬間、少しだけ肩の力が抜けて、涙腺が緩んだのを今でも覚えていて。
ああ、そうか。大好きでたまらない場所が、大切で仕方ない人たちがいたから、私は二年半も、自分を失わなくて済んだのだなあ。そして、そんな場所で過ごしていた時間が、自分の次の道への決意を固めてくれたんだなあ。

誤解を恐れずにいうと、決してなるたかにいるとき、いつもウルトラ楽しいHAPPY!ってわけじゃなくて。練習はきついし、忙しくてQOL下がるし(夏は洗濯物畳めないよねってメンバー内で共感できる)、だからオフシーズンになると毎年「夏どうやって生きてたの」って思うし、思うように踊れないと悔しいし、踊りが上手な人には嫉妬するし、練習で金子さんには怒られるし(笑)でもやっぱり、みんなと見たい景色があるから、たどり着きたい場所があるから、私は来年の夏もみんなと踊ってるんだと思う。

最近の私のテーマは「自立」で、そんな居場所から片足を出して、外の世界で挑戦してみたり、一人で時間を過ごしてみたり、他の居場所を自分で作りに行ったり、いろんなことをしてみているけど、久々にみんなに会ったときの、安心感、ホッとできる感、自分でいられる感覚はやっぱり特別で。
子どもたちにとっても、今作っている場所がそんな場所になったらいいな。いや、関わる人みんなにとって、そんな場所で在れたらいい。

だから、明日も居場所の作り手として、私は働いていく。

「好きを仕事にするのは難しい。」そんな言葉をよく聞くし、私自身も思っていたし、今でも思ってる。でも、思いもよらない形で、いつのまにか、大切なもの、好きなことが仕事になってたことに気付かされた休日でした。


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