見出し画像

家族であることの大前提

会社で家族の話を聞くとき、よく耳にするのが「奥さん(または旦那さん)にはたくさん不満があるが、子供は可愛い」というやつです。
これは聞くたびに、心のなかでは不思議に思うのですが、社畜である僕は空気を読み、周りに忖度して「そうですよねー」などと心にもないセリフをはきます。

最初は「みんな、惚気けたりするのが恥ずかしいからこういうことを言うのかな」と思っていたのですが、流石に20年近く、同じような論調を聞いていると「あれ、世間とうちってズレてる?」とか心配になってきます。
世間の家庭ってそんなに殺伐としているの?
実際はどうなんですかね?

話は戻りまして、件名の話です。

家族の前提はなんと言っても「夫婦」の仲が最重要だと思ってます。
うちでは子供たちにも「パパは君たちよりママのほうが大事だ」ということを明言してます。まぁ、子供たちは「はいはい」とあまり深刻には思っていないようですが。
子供が無条件で可愛いのは当たり前です、血の繋がりとかあまり声高にいうつもりもないけど。だけど夫婦は努力を続けないと続かないものです。
僕にとって妻は世界で一番気兼ねなく付き合える人であると同時に、世界で一番に気を使う人です。彼女がいなかったら僕は何もできないので、いなくなってもらっては本当に本当に困るのです。もちろん困るからというだけの理由ではないですが。
まぁそういうわけなので、彼女を失望させるような真似だけはできません、怒らせることはあっても。

そんなわけで、結婚してから18年経ちますが、喧嘩はしたことありません。本当にしたことないのです。
そう言うと、大抵の人には「嘘だ」って言われるんですけどね。逆に夫婦っていつでも一緒にいるのに、よく喧嘩なんてできるな、というのが僕の感想です。

ただ世間では惚気話なんて、犬の餌にもならないんですね。
それがわかるから、僕は今日も飲み会でみんなに同調し、妻への不満を語ってます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?