夢か現か幻か
朝7時、太陽の光と共に目が覚める。
今日は休日。
アラームをかけていないのに起きれた自分に拍手を送りつつ、ぬくいお布団から起き上がる気もおきず、気づいたらまどろみの中。
朝9時、家族が雨戸をあける音で再び意識が現実へ。時計を見て、お布団とのお別れを惜しみつつ、ようやく立ち上がってはじまるわたしの1日。
*
私は二度寝がたまらなく好きだ。
体によくない、早起きが三文の徳だ。
そんなことは頭では分かっている。
それでもなお、二度寝をしてしまう、休日の朝くらいゆっくり寝たいもの。
だいたい二度寝をしたときは、何かしらの夢を見て、覚えていることが多い。
夢のストーリーは多様で、幸せなものから苦しいもの、はちゃめちゃなもの、よく分からないものまである。
登場人物も本当に面白くって、最近会う人から昔のクラスメート、はたまた顔すら思い出せないようなぼんやりとした人も登場したり。
夢占いが存在するように、夢はきっと私の思考を映し出したものなんだろうな。
二度寝のときは、夢と現実との狭間にいるみたいな感覚で。
そんなふわふわとした状態が愛おしくてたまらない。
だけど、それってきっと夢だけじゃなく、日常でも同じような気持ちになることがある気がして。
例えば、大好きな人たちと過ごしたとき。
美味しいものを食べたとき。行きたかった場所に行けたとき。ずっと会いたかった人にようやく会えたとき。
私の心を揺さぶる大切な瞬間や日々たちは、
時間が経てば経つほど、本当に現実だったのか、夢だったんじゃないかって思ってしまうくらい、キラキラとしてる。
もちろん楽しいことばかりではないけれど、
悲しかった出来事だって、辛かったことだって、その感情の揺れ幅が大きければ大きいほど、幻のような気がしてしまう。
喜怒哀楽。多様な感情を持ち、表現できることは、人間の持つ素晴らしさのひとつだと思う。
年の瀬に1年を振り返ると、そんな感情が動いた瞬間たちを思い出す。
来年もそんな夢みたいな時間をたくさん過ごせたらいいな。
2020年、出会ってくれたみんな、関わってくれたみんな、ありがとうございました。
良い初夢が見れますように。良いお年を〜!
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