変人だと認める
受験を終えたとき、まずしたかったことは、
「人に会って、話がしたい。」
対話を通じて自分のこれまでの受験を整理し、経験の咀嚼と意味づけをしていきたいと思ったから。
その中で得た気づきを再受験録と並行して書いていきます。
今日は母校へ訪問。
縁あって近年ちょくちょく連絡していた高3の担任の先生にご報告してきました。
色んな言葉を頂きましたが、結論としては、
「自分が変人だと認めろ。
その上でこの7年の経験を誇ればいい。」
と。
そう、この7年を通じて
私の人生は一風変わったものになったけれど、
医師にならなかったことは、私にとって良いことなんだろうなと既に思いはじめています。
単純に、物凄く元気になってきたし、
なにか予定を立てたり、思いついたことをやり始めると、こんなうまくいくもの?と思うくらいトントン拍子で進むことが続いて自分でも驚くほど。
頑張っても上手くいかないこともあるけど、
頑張らなくても上手くいくこともある。
前者ばかりを選んで、努力不足だと自分を追い込む経験は自分を成長させもするけれど、
自己肯定感を奪いもする。
受験は結果が全ての世界なので尚更そうでした。
受かれば勝者、落ちたら敗者。
そんな中で長きを過ごしたせいか、一応、受かってる人もいる中で受からずに終わったことを謙遜した方がいいんだろうか…みたいな考えは頭をかすめなくはなかったのです。
ほんのチラッと、ね。
しかしながら、
いや、これは私自身の考えというより、
世間の常識的な見え方も一応把握してますけどね、というポーズなんじゃないだろうか?
受かった方が幸せだなんて限らないし、
受からなくてもこの受験をしたことで得たものが山ほどあるし、捉え方次第だと思うと、
そのポーズいらんなと思い至りました。
この辺が、変人ということで貫き通して行け
ということかなと理解しました。
7年間大きな挑戦をし続けてきて、
結果沢山の素晴らしい経験を伴って、
これじゃなかった!とわかったので、
さ、次行こう!次!というノリです。
このノリは案外大事だと思うのです。
医学部受験を終えた人の中で、
受からずに終えた人は大抵二極化します。
後悔しているか、吹っ切るか。
私は幸せなことに吹っ切れるところまでやらせてもらったので、
あと一年やれば…
あの時続けていれば…
という気持ちはやってこないと思います。
ならなくてよかった、むしろこのためにあの7年があったんだな!という人生だけ見ていきたいから。
そうやって生きていく、と決めたから。
ちなみに、今後についてよく聞かれるので
近々書こうと思っていますが、
結論だけお伝えしておくと、
**医学部受験はもうしません。
そして、新しい道はこれから。**
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