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検索ワードのランキングから見る求職者のニーズの変化(アルバイト編)

求人サイトの人気検索キーワードを
どのくらい重要視しているでしょうか?

私の答えは、求職者のニーズを捉え
インプレッション(表示回数)の向上
に役に立てることが出来ると考えます。

ただし、求職者が心の奥底で望んでいる
インサイトまでは分からないとも言えます。

今回は2023年の求人広告において
検索ワードランキングから見える
ニーズのお話をします。

今回はタウンワークにおける
検索ワードランキングを見ていきましょう。


2023年1月 関東地方トップ5

1位:短期
2位:オープニング
3位:高校生
4位:日払い
5位:シニア

以前もご紹介した最強キーワード
「オープニング」
は全国でトップ5にランクインしています。

また、近年のトレンドとして
「短期」「単発」「短時間」
といった短い時間、期間の契約が多く
「日払い」も必須となっています。

年齢に関わるものとして
「高校生」「シニア」「50代」
があります。

職種に関しては
「清掃」「事務」「カフェ」等
が上位にあり、重労働となる職種は
避ける傾向にあります。

また、他社との特色を出す上で
接客業では制限がある業種もありますが、
「ネイル」「髪色自由」
といったキーワードが緩和可能であれば
検討してみると良いと思います。

以上がキーワードから求職者のニーズであり、
母集団を多く獲得したいのであれば、
必要な要素となりますので参考にしてください。

パート、アルバイトを採用する企業の悩み

パート、アルバイトの求人広告は
現在の求職者のニーズを考えると、
採用時点では短期高時給であれば
応募数はある程度稼げるでしょう。

しかし、仮に採用しても
職場に定着はせず長続きしない
お悩みでははないでしょうか?

企業が長期で雇いたい一番の理由は
教育に掛かる手間とコストを軽減したい
という意見が多く、

一方、求職者は
短期でサクッと稼げて
嫌な職場なら他へ移れば良い

という考えが主流になっています。

企業側と求職者のニーズが一致しておらず
これがミスマッチとなり、離職率が高くなる
原因となっている場合があります。

貴方の職場ではアルバイトの求人に
お困りではないでしょうか?

もし、
企業側のニーズも繁忙期が短期間で
安価な広告費で集まるという状況

あるなら今のままで問題ありません。

しかし、広告費の高騰と
短期間で求職者が離れていくため
年々広告費が上がっていく状況

苦労しているのではないでしょうか?

そこで必要な考え方をご紹介します。

短期間のワーカーの事情を深堀る

一定期間、問題なく仕事をしてくれた人
が期間満了を持って終了となる場合、
スタッフをそのまま手放していないでしょうか?

期間満了に終了時には、
必ず次回の予約を取り付ける習慣をつける。
これだけで余計な広告費を削減できます。

①求職時は短期間でも良いので募集を出す
 ※長期や週の日数を多くし過ぎない
②期間満了時には長期化への勧誘をする

 ※承諾しない方が大半だが問題ない
③メールアドレスを入手して次回働ける時期
 を確認した上で、また連絡する旨を伝える

④③の情報をデータベース化して管理する
 ※エクセル管理でも可だが、ツールの方が望ましい

短期間のアルバイトにはいくつか種類があります。

・一回のみで、単発バイトの人
・2ヵ月働いて、1ヵ月間を開けて
 社会保険の適用除外、税金は丙欄で働き続ける人
・本業が別にあり、決まった時期だけ働く季節労働者

各々の事情は異なるが、共通して言えることは
長期間、決まった曜日、決まった日数を拘束される
働き方が出来ない
というニーズが一定数あるということです。

また、個々人の事情に関しては
見過ごされていないだろうか?と言いたいのです。

一日、または一定期間働いて放出し、
繁忙期が来て、人手不足になってから
一から集めるという方法は非効率過ぎます。

だから、一度職場を経験してくれた人の中で
また戻って来てくれる仲間を増やす努力は
継続すると、未来の資産となります。

ぜひお試しください。


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