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「HSK合格への鍵:基本概略総まとめ」


HSKとは?

HSKとは、中国政府認定の中国語能力試験です。日本の文部科学省に相当する中国政府教育部の直属機関が主催しています。正式名称は「汉语水平考试(Hanyu Shuiping Kaoshi)」で、ピンインの頭文字を取ってHSKと呼ばれています。118の国と地域で実施されており、世界中で通用する中国語資格と言えます。

https://www.kandagaigo.ac.jp/kifl/contents/hsk

2種類のHSK(筆記、口試)

HSKには「筆記」と「口試」の2種類あり、それぞれ別の試験として実施される。
【筆記】リスニング力とリーディング力、ライティング力を測る試験*。一般的にHSKと言えばこちらを指す。
【口試】リスニング力とスピーキング力を測る試験。通称「HSKK(汉语水平口试考试/Hanyu Shuiping Koushi Kaoshi)」。

https://www.kandagaigo.ac.jp/kifl/contents/hsk

受験レベルと合格判定基準

  • 「筆記」は1級~6級の6段階(6級が最上位)

    • 5級と6級は合格/不合格ではなくスコアで表示される。

  • 「口試」は初級・中級・高級の3段階

HSKの結果は聞き取り(リスニング)、読解(マークアップ)、作文(記述式)のそれぞれ100点、合計300点で評価されます。
※6級では、成績報告に合否は表記されず、獲得スコアのみ表記されます。
※2013年試験より合否の表記がなくなりました。但し、6割(基準点:180点)以上のスコアで6級の能力を有していると判定できます。

https://www.hskj.jp/level/w_6/

6級の中身を覗く

6級(約150分、300点満点)
■聞き取り(放送約35分+予備5分)
大問 問題数 内容
第一部分 15問 短文を聞き、答えとして正しいものを選択する
第二部分 15問 2人の短い会話とそれに関する問いを聞き、正しい答えを選択する
第三部分 20問 まとまった長さの文とそれに関する問いを聞き、正しい答えを選択する
※問題は1回しか放送されません。

■読解(50分)
大問 問題数 内容
第一部分 10問 語句や文法上の誤りがある文を選択する
第二部分 10問 文中の空欄部分に当てはまる単語を選択する
第三部分 10問 長文の空欄部分に当てはまる文を選択する
第四部分 20問 長文とそれに関する問いを読み、答えとして正しいものを選択する
■作文(問題黙読10分、作文35分)
大問 問題数 内容
第一部分 1問 文章を読み、400字程度で要約する

https://www.kandagaigo.ac.jp/kifl/contents/hsk

日程と金額

基本的に毎月1回、土日いずれかの日に実施されていますが、日程によって受験できる級位と会場が異なるため、どこでもすべての級が受けられるとい
うわけではありません。
級位受験料
1級3,850円 2級5,060円 3級6,600円 4級7,920円 5級9,900円 6級11,550円

ネット受験も可能
紙の試験に加え、東京・静岡・愛知・大阪・熊本の会場で受験できるネット試験も実施されています。紙の試験とネット試験は方式が違うだけで、試験の内容やレベル、試験日、受験料は同じです。成績証明書も発行され、中国の大学入試などでの有効性なども変わりません

https://www.kandagaigo.ac.jp/kifl/contents/hsk

当日の持ち物

1. 受験票(ダウンロードしてスマホで提示)

試験会場へ印刷して持参か、スマホでの提示

2. 写真付き身分証(パスポート無敵)

受験票C面に記載の姓名(漢字・カタカナ・アルファベットのいずれか)が写真付身分証明書に記載の姓名と一致していないと、受験いただけません。

※【1文字】でも違うと受験できません。

運転免許証・パスポート・社員証(顔写真付)・学生証(顔写真付)・在学・在籍証明書(顔写真付)・国際学生証(顔写真付)・国際運転免許証(顔写真付)・健康保険証(顔写真付)・マイナンバーカード(顔写真付)・住民基本台帳カード(顔写真付)・外国人登録証・在留カード・特別永住者証明書・身体障害者手帳

3. 筆記用具(シャーペン、消しゴム)

鉛筆またはシャープペンシル(鉛筆2B以上のものが望ましい。)および消しゴムをご用意ください。

※ボールペンでの解答は採点されませんのでご注意ください。

4. 時計(音が出ないタイマー or ストップウォッチ)

携帯電話やアラームなどの音の出るもの、情報端末機能付のもの(スマートウォッチを含む)は使用禁止

※試験中ご持参いただいた機器類から音が発生してしまった場合、失格となりますのでご注意ください。

結果照会と証明書(試験日の約1ヶ月後より確認可能/試験日から約2ヶ月後を目途に各受験者様宛へ送付)

もし2010年以降にHSKを受けていて、成績照会をなくしてしまったが、必要な時は成績記載内容証明書に申し込もう。

成績記載内容証明書とは?
HSK日本実施委員会独自の発行する証明書であり、HSKの正式な成績報告とは異なる証明書。簡易的な証明書として発行いたします。

発行依頼方法
1. HSK日本実施委員会事務局へメール(hsk@jyda.jp)にて申請願います。
2. 申請時必要事項は以下の通りです。
「受験日」「受験会場」「准考証号(Hではじまる18ケタの英数字)」と、
本人確認の為その試験の際に登録した「受験級」「姓名」「住所」「電話番号」「生年月日」
3. HSK日本実施委員会にて「発行理由」を協議し、メールにてご連絡いたします。

参照


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