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転職における自己分析の重要性



⑴ はじめに


 今回は転職における自己分析の重要性を考えてみましょう。
転職活動と言えば、転職者がつまづくポイントの1つとして、転職書類(履歴書、職務経歴書、志望理由書)がありますよね。
 履歴書や職務経歴書、志望理由書は求職者がどのような人なのかを採用担当に伝える手段の1つです。しかし、その書類で不採用になってしまい面接に進むことができない場合も。
 書類を通過させ、転職活動を勝ち抜くために転職者が積極的にすべきこととは…?深掘りしていきましょう!


⑵ 中途採用における書類通過率について

 みなさんは、中途採用における書類(履歴書・職務経歴書、志望理由書)の通過率をご存知でしょうか?一般的にこの書類が通過する率は、なんと3割だと言われています。少ないですよね…応募してもほとんどの企業が書類の時点でお見送りになるということ…
 
 なぜ、そのような事態に陥っているかを考えてみると…

①企業が求める人物像や経歴ではない。
②経験値がない=未経験である。
③年齢的な問題(第二新卒もしくは20代であるかも大きく関わる)
 →未経験で応募する場合は、年齢で不採用になる場合も…
④書類に不備がある。
⑤今までしてきたこと(前職)の実績があまり評価されていない。

などが挙げられるのではないでしょうか。

 上記のようなことを考えながらみなさんは提出書類を作っているでしょうか?「なんとなくで大丈夫だろう」「面接までいけばなんとかなるだろう」

 そんなことを思っている人が多くないでしょうか?このような考え方では、書類を通すことも一苦労になってしまいます。

 求人票には、企業がどのような人物を求めているのか、またどのような経験を持った人を求めているのかなど企業を受ける上での沢山のヒントが書かれています。

 だからこそ、求人票をしっかり読んでいただきたいこと+企業が求めている人物像にいかに近づけられることができるかも大きく採用には関わってくると思います。
 ヒントをいかに解読できるか、その企業が欲しい人材に求職者側がどう近づけるかも大事ですよね。

自分の経験をその企業に使うことができるのか=自分を相手にどう見せるのかが大切です。
※求人票については別の記事で取り上げます。

👇転職率について知りたい方はこちらをご覧ください👇


⑶ 自己分析してますか?

 その上で、転職活動をしているみなさんにお聞きします。みなさんは「自己分析」をしていますか?もしくは「自分はどのような人間か」を具体的に話すことはできるでしょうか?
 
 この記事を読んでくださっている人の中には「自己分析なんて新卒の時にしかしたことがない」という人や「そんなことしなくても大丈夫でしょ?」「自分のことは自分が1番わかっています」という人がほとんどなのではないかなと思います。

 本当に自分のことを理解していますか?自分で感じている強みと他者から見た強み、そして分析ツールに自分のことを分析してもらった強み、もちろん同じ部分もあるとは思いますが、特に分析ツールに診断してもらった強みでは、自分の感じていない部分が強みとして挙げられていることも…。よく分析してくれているなと思います。

 私も幾度となく様々な自己分析ツールを使って自分のことを分析してみて、自分が知らない強みに気が付いて、自己PRや職務経歴書を書き直した経験があります。

 特に詳しく分析してくれているのが、「ストレングス・ファインダー」です。これは自分の強みを34の項目に分けて分析してくれるものです。
 
 「ストレングス・ファインダー」についての詳細は別記事にてご紹介させていただきますが、どの分析よりも詳細に自分のことを分析してくれるツールです。私も実際に受けたことがあるのですが、「自分ってこんな強みがあるのか」と自分でもわかっていたものと、わかっていなかったものがあって分析結果をみているだけで面白かったのを覚えています。結果も下に示しますが、私が受けたものは簡易版のため、34個全ては診断されていませんが、その中でも強みの上位5つが表示されています。
 分析してもらった強みを活かしながら、企業を選定したり、自己PRや職務経歴書、志望理由書を書いていくとスムーズに文章にしていくことができるのではないかと思います。

👇ストレングス・ファインダーの概要についてはこちら👇

※2015年からは、ストレングスファインダーから「クリフトン・ストレングス」という名称に代わっていますが、本記事では「ストレングスファインダー」とします。

👇筆者のストレングス・ファインダーの結果はこちら👇

1位:競争性 2位:達成欲 3位:収集心 4位:学習欲 5位:社交性
私の強みで言えば、競争しながら何かを達成したり、情報を収集しながら学習したり、
コミュニケーションを取ることが得意といった具合でしょうか。この強みがわかるだけでも
自分のどこをアピールするのかを絞ることができますよね!

⑷ 自己分析の必要性


 ここまでツラツラと書いてきましたが、なぜ自己分析が大切になるのかご理解いただけたでしょうか?
 自己分析を行うことで自分の強みがわかるだけでなく、

①強みを活かした企業選定ができる。
②自分の強みを理解した上で、エピソードを選びながら自己PRや
 志望理由書、職務経歴書を書くことができる。
③きちんと分析した上で面接に望むことで、経験や自分の良さを
 どう活かせるのかアピールすることができる。
④強み✖️エピソードを掛け合わせることで文章や面接に説得力が増す。


などなど、実はメリットしかないんです!これはやらないと損ですよね。


⑸ まとめ


 今回は自己分析の重要性をみてきましたが、いかがでしたでしょうか?

 自己分析をしないと自分のことがわからないという根本的な部分から、強みから転職先企業や、転職したい業界などの選定もできること、書類や面接対策にまで多岐に渡って利用することができることがおわかりいただけたでしょうか。

 実際に強みを活かして転職活動を行うことで、今までやったことがない分野に挑戦できる可能性もありますし、自分も今まで気が付いていなかった強みで採用してもらえるかもしれない。自分の「できる幅」も広がっていくのではないかなと思います。もちろん、転職書類を書く上では、自己分析だけでなくそれをどのようにアピールできるかも重要になります。文章の書き方などについての記事も公開予定ですので、合わせてご覧いただけると幸いです。

 せっかく転職活動を行うのであれば、納得のいくものにして欲しいですし、自分の強みややりたいことに焦点を当て、強みを活かせる企業での転職をしてもらいたいなと個人的には思います。

 仕事は、1人でできるものではありません。同僚や取引先、お客様など沢山の人との関わりの中で成り立っています。だからこそ、自分の強みが活かせる場所で、あなたが輝ける場所を見つけて欲しいなと思います。

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