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SNS採用におけるKPI設定方法のコツ

はじめに

採用のSNSアカウントのKPI設計、悩みますよね。
今回は【KPI設定のコツ】を解説いたします! この記事では、InstagramでのKPI設計についてお話しますが、他のSNSでも同様の機能がありますので、ぜひ参考にしてみてください!
さっそくですが、 KPIを決める際のポイントとして、下記3つを意識することが重要です!

  1. 採用SNSと趣味SNSで追う数字が異なる
    採用SNSと趣味SNSでは運用の目的が異なるため、重視する項目が変わります。この前提を理解していないと、フォロワー数やいいね数を追ってしまうなどの本来の目的にそぐわない運用になりかねません。

  2. フォロワー数は追わない
    採用SNS=身バレしたくない(企業側に自分のアカウントを知られたくない)場合が多いので、フォローやいいねとなどへのアクションハードルがとても高いです。
    ※いいねでもアカウントがバレてしまいます
    故に、KPIのなかでフォロワー数はあくまでも『サブ項目(重要視しなくてもよい項目)』となります。

  3. リーチ数が大事!
    リーチ数を指数として立てることで、どれくらい多くの人に自社の情報を届けられているのかを確認できます。とても大事ですね。
    また、リーチ数(投稿を見てくれたユーザー数)に対し、インプレッション数(画面に表示された回数)が多ければ、一人のユーザーが投稿を何度も確認していることがわかります。 つまり、企業に対して強い興味を抱いている就活生がいるということです。

    エンゲージメント数(いいね、保存、シェア、コメント)が多ければ多いほど、より関心度は高いということになりますが、 上記でも書いたように、採用関連のアカウントでは、 ①フォロー②いいね③コメントに対する行動ハードルが高いです(アカウント主だけでなく、第三者にも見られるため)。 そのため、エンゲージメント数はあまり重要視せず、参考程度に計測することをおすすめします。
    ※エンゲージメント数のなかでも「保存数」を追うことはOK!

反対に、以下行為はあまり推奨していません。
・企業同士でフォローしあったり、ターゲット以外をフォローする
⇒フォロワーを増やす目的で企業同士がフォローしあうことがあります。フォロワー稼ぎの行為ですね…。 しかし、こうした行動は、リーチ数が増えるきっかけにはなりません。フォロワー数を追うだけのSNS運用は得策と言えないでしょう。

KPI設計方法

アカウントタイプをプロアカウントに切り替えることにより、『プロフェッショナルダッシュボード』が表示されます。 こちらは、アカウントに対する各項目ごとのパフォーマンスが確認できる画面です。 この機能を活用することで、インスタグラム上で自動計算されたインサイト数値が見られるので、集計の際に役に立ちます。

インサイト数値の具体的な内容としては、下記のような項目があります。

【重要項目】
・リーチ数
投稿を見てくれたユーザー数
・エンゲージメント数
ユーザーのアクション総数(いいね、保存、コメント、シェアなど)
投稿に対するユーザーの反応・行動の数を示す指数です。
・インプレッション数
投稿が表示された回数(pv数)
リーチ数との大きな違いは、リーチは投稿を見に訪れた人数、インプレッションは画面に表示されたpv数を示します。
・プロフィールアクセス数
ユーザーがプロフィール画面にアクセスしてくれた回数
・プロフィールアクセス率
投稿から何人のユーザーがプロフィールに流入しているかという指数
・投稿数
そのアカウントが投稿した数

【サブ項目】
・フォロワー数
自分のアカウントをフォローしている人の数
・エンゲージメント率
投稿に対して、どれくらいの反応があったのかを測る割合
※「エンゲージメント数÷リーチ数」もしくは「エンゲージメント数÷フォロワー数」で計算します。
・ホーム率
自分の投稿がどれだけフォロワーのホーム画面である「フィード」で閲覧されたかを示す割合
※「ホームインプレッション数÷フォロワー」で計算します。

最後に

SNSの運用効果が採用の観点で見た時も発揮されているのかを確かめるため、アンケートも忘れずに実施してください!
選考参加者、内定者、新入社員など段階を追ってアンケートを取ることで、運用効果(採用効果)を計測することができます。

週3回投稿で採用インスタを1年運用したところ、89.9%の人が見ていたというアンケート結果を得た企業も……!

アンケートの例としては、「自社アカウントのインスタを見ていたか」 「自社アカウントの投稿で興味度・理解度(志望度)が上がったか」 「どの投稿が選考中見ていて、印象に残っていたか」などの項目を入れるのがおススメです。

ぜひ参考にしてみてください!
ではまた次のnoteでお会いしましょう、五十嵐みなみでした。

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