ぼくらの5日間戦争
雨の日って何したらいいんでしょうか。
テレビ見すぎてもなぁ、絵本もすぐ終わるしなぁ。
「お外行きたい」なんて言われた日にはもう・・・。
子育て中の永遠の課題のような気がします。
今回は奥さんが出産してから退院するまでの間。息子と私の5日間の話。
無事に出産を終えて一安心していた私。
しかしそんなにゆっくりともしていられません。
その日は平日だったので息子は保育園に行っていました。
帰ってきたらママがいない。ご飯もお風呂も寝る時も二人っきりです。
息子を迎えに行ったときに何て言おう。
そんなことを考えていました。
息子が帰ってくる前にできる限り支度をしました。
とにかくなんといってもまず1日目。今日が勝負だと思っていました。
息子を迎えに行っていつも通り家の周りで少し遊びました。
奥さんがいないのは分かっているようでしたが、ご飯もしっかり食べてくれました。
お風呂も嫌がっていましたが、さらに大変だったのは寝るとき。
となりに奥さんがいないのがかなり不安だったようで、なかなか眠らずいっぱい泣いてから寝ていました。
なんとか初日を乗り越え私もすぐに眠ってしまいました。
しかし、2日目にして大イベント。
息子の1歳半健診があったのです。今回はコロナの影響ですこし遅くなっていましたが、まさかこのタイミングとは・・・。
保育園をお休みして、奥さんから聞いていた書類、着替えセット、お茶などをもち、眠そうな息子を抱え家を飛び出しました。
そしてたどり着いた会場にはママさんだらけ。
パパも1人ぐらいはいるのかなと思っていましたが、その時は1人だったようで内心すごいところに来てしまったな〜と思っていました。
問診・歯科・計測・診察・相談を、時には泣きながら時にはお利口に乗り越えて、気づけば1時間半程度あっという間にすぎていました。
とにかく終わった時にはホッとしました。
今に思えば貴重な経験だったのかもしれません。
3日目からは朝ご飯、保育園の準備、保育園への送りを済ませ、迎えに行くまでに掃除、洗濯を終わらせ、できるときは自分の入浴も簡単に済ませるようにしてサイクルをつくるように心がけていました。
息子は保育園から帰ってきたら近所の子たちと遊んだりします。
そのときに近所のママさんたちから「お子さん産まれたんですか」「何かあったら手伝いますよ」と声をかけてもらえたのが本当にありがたかったです。
そうやって少しずつ知り合いが増えていくのが嬉しかったのを覚えています。やはり1人で育児するのは心細いものですね。
ときどき奥さんのお母さんにも助けてもらいながら、なんとか3日目、4日目と乗り越え、リズムもできてきたのか息子は夜もスムーズに寝てくれるようになりました。
本当に息子はがんばっていたと思います。ありがとう。
奥さんは息子が余計さびしがるからとテレビ電話も控えていました。
どちらも寂しかったでしょうね。
待ち焦がれていた退院の日。
無事に奥さんと娘を家に迎えてから、息子が保育園から帰ってきました。
息子を驚かせようと相談していた奥さんは玄関で密かに隠れて待っていました。感動的な場面・・・かと思いましたが、息子は奥さんを見ると「ママ!」と指差しただけですぐに遊びに行こうとしていました。
それでもすごく嬉しそうな顔をしていました。
家族で乗り越えた5日間。
お疲れ様でした。
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