[オマケあり]映像初心者がゼロから会社紹介動画を制作するには?
お久しぶりです。はじめまして。こんにちは!
かじかわです!2022年6月にクラスター株式会社に採用担当として入社しました。入社して早7ヶ月となります。
今回は入社直後のミッションとしてクラスターの会社紹介動画の制作した際に私が意識した点を書きたいと思います。
まず完成した動画がこちらです。
前職で少しだけ動画制作に携わった経験があり、比較的スムーズに制作することができました。
ただ採用担当として働いている殆どの方が動画をはじめしたクリエイティブ制作に苦労します。
特に苦労するのが、何から手をつけていいのか進め方がわからないです。
エージェント出身の方、バックオフィス業務を幅広く担当されていた方など、採用担当として働いている方のバックグラウンドは様々で動画制作を経験している方は少ないと思います。
今回のnoteで話したいこと
制作の流れ
動画の完成イメージを具現化するため、他社事例をリサーチする。
完成イメージがついたら、自社だったらどうなるか組み立てていく。
組み立てた内容がどの程度の予算がかかるのか調べる。
抜け漏れが発生すると慌てることになる細かい部分を詰める。
許諾が必要な素材があれば、アクションベースでフォーマット化する。
実際に外部に展開された時のことを考えて採用動線を考える。
1.動画の完成イメージを具現化するため、他社事例をリサーチする。
類似した動画をひたすら調べる
まず動画制作を依頼されたら、過去事例をとにかく見ます。
少なくても20~30個。多い時だと100個くらい見ます。
今回の制作では以下動画を参考にしました。
会社紹介動画・採用動画
フォートナイトのクリエイティブマップ紹介動画
※当社のclusterというサービスがバーチャル空間でワールドやゲームを制作し、楽しむことができるサービスであるため、フォートナイトクリエイティブはイメージが近いです。
2.完成イメージがついたら、自社だったらどうなるか組み立てていく。
気になった動画の全体構成を参考に各シーンのカット割りを決めていく。
数多くの動画を見ていると完成のイメージと近い動画に出会います。
その動画を参考に全体構成を作ります。
ここではまず、参考にした動画の構成をそのまま真似してみて、登場する社員や話すセリフを決めていきます。
確定ではないのでざっくりと埋めていきます。
カットイメージ(参考にした動画URL・イメージの写真)
参照先URLでの使用箇所(0:00~0:00まで記載すると後で見返す時がスムーズです。)
動画にした時のそのシーンの秒数
セリフ(セリフは字幕入りの動画にするなら編集がラクになります。)
字幕を入れる文字フォント(フォントは動画全体のイメージに大きく影響するので非常に重要です。)
カットにおける注意点
撮影場所(社内のどの場所で撮影するかイメージします。)
話者
3.組み立てた内容がどの程度の予算がかかるのか調べる。
制作先を決めていく
そもそも何を基準に制作先を決めていけばいいのかわからない方が多いと思います。私の場合は以下の観点で検討しています。
BGMのカスタマイズがどれくらいできるか?(一番重要)
今回、担当してくださるディレクターの過去実績
世界観が伝わる
制作費用
※今回制作した会社紹介動画だと、60~100万円くらいが目安で、更にCGや加工を入れれば入れるだけ、費用は膨れ上がっていきます。
BGMのカスタマイズが一番重要である理由は2つあります。
どんなに良い映像であっても、BGMと映像が嚙み合わないと動画全体がダサくなる。
音声のカスタマイズを幅広くできる制作先は少ない。
4.抜け漏れが発生すると慌てることになる細かい部分を詰める
表記ゆれ防止のため、名称の一覧を記載する
編集時に苦労するのが表記ゆれです。
例えば会社名なら「クラスター」、サービス名なら「cluster」や
代表取締役CEOでも「代表」なのか「社長」なのか「苗字」なのか
各社員のフルネーム・所属部署チーム・役職などを一覧にまとめておくと撮影後の編集がスムーズになります。
社員が話すパートは一言一句作りこむ
情報を声で伝達するアナウンサーでさえ、カンペを読みながら話します。
普段、人前で話す機会の少ない社員が即興で内容をまとめて話すのは困難です。
0から作れる人のほうが珍しいので、話してほしい内容を一言一句全てを記載した台本を作成したほうが撮影時に困らないです。
話してもらう社員にはその台本をベースに自身の言い回しを直してもらう形がスムーズです。
5.許諾が必要な素材があれば、アクションベースでフォーマット化する。
許諾の必要なコンテンツを一覧にする
許諾確認する方のお名前・連絡方法・連絡先
許諾を確認する際の文面
今回の会社紹介動画ではclusterのクリエイターが制作したワールドを使用しています。規約上はPR目的では使用できると記載していますが、勝手に使われて気持ち悪いと感じる人もいます。そのため、使用させていただいた全てのクリエイターの方にcluster上のメッセージ機能から使用することを報告しています。
6.実際に外部に展開された時のことを考えて採用動線を考える。
制作した動画は採用HPに埋め込む、説明会で流すためにYouTubeやVimeo等の動画プラットフォームにアップすることになります。
会社HP・採用HPに埋め込む場合はさほど重要ではないですが、動画プラットフォームにアップする場合、社員インタビューやエントリーページといった別コンテンツの動線を作っておくことをおすすめします。
動画プラットフォームの概要を見てクリックしてくださる方は、YouTubeの場合、視聴したユーザーのうちの体感1~5%程度です。
クリックしてくださるユーザーほど、会社への興味度が高まっていますので応募につながるように概要欄をつくっておきましょう。
候補者となりえる方が見たいと思うコンテンツをイメージしつつ概要欄をつくっていきます。
例えば採用フローという切り口だと大きく分けると
応募前
カジュアル面談・面接直前(前日など)
内定・条件提示後から意思決定まで
の3つになります。各フェイズでどんなことを知りたいのかをイメージして作りましょう。
ちなみにYoutubeにアップされている会社紹介動画を見ていると、
動画だけがアップロードされているのみで動線がなく、採用ページに辿り着かないものが殆どでした。
そこそこ費用かけて制作したのにもったいないなと思います。
Google検索ではなく、YouTubeで検索する方も増えています。
若年層になるにつれてその傾向が強くなっていきます。
載せれる分は載せておきましょう。
最後に
採用の大部分はオペレーション業務です。日々業務をしていると「形式立てて整理する」ことに囚われがちです。
しかし、動画の制作では、「感覚的になんかいいな!」と目を引く。キラキラして見えることが重要です。
そういった「かっこよさ」「キラキラ」「エモい」の幅は常日頃からキャッチアップ・インプットしておくことをオススメします。
eスポーツ選手のチーム所属発表動画
海外サッカー(パリサンジェルマン・ユベントス・LAFC)
音楽PV
エンタメコンテンツのリリースムービー
アパレルブランドのコンセプトムービー
上記に列挙したようなコンテンツが一例です。
この他に字幕のフォントや動画プラットフォームに掲載する場合のサムネイルなどにテクニックがありますがまたの機会にお話ししたいと思います。
なんとなくの流れはイメージしていただけたと思いますが、内容を整理するためのシートが必要になります。
そのシートを作るのが大変...…かと思いますので私が普段使用している絵コンテシートをプレゼントしたいと思います。
ご希望される方は以下2つを対応した上でTwitterDMよりご連絡ください。
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クラスターは2021年は50名→100名、2022年は100名→200名と倍々と順調に拡大しています。
今後も緩めることなく、全方位で積極採用活動中です!
まずはカジュアル面談からという方も大歓迎です!
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