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地域のイノベーションを体感:盛岡一高生がHIHで得た知識と刺激

盛岡一高の生徒たちが、ヘルステックイノベーションハブ(HIH)を訪問しました。その時の様子や、生徒たちが感じたこと、感想をご紹介させていただきます。

HIH視察の成果

HIHとは

HIH(ヘルステック・イノベーション・ハブ)は、岩手県でヘルスケア関連の新しい製品や事業を生み出し、地域の経済を活性化させることを目指す施設です。また、企業、大学、政府が一緒に研究や交流を行う場所でもあります。

訪問で感じたこと

学生たちは、この訪問を通じて多くの学びに繋がったとのことでした。まず、様々な企業の概要を知ることができたことが大きな収穫でした。普段の高校生活では体験できない、実際に現地に足を運ぶことで初めて感じられることがたくさんあったといいます。HIHで行われている研究や、様々な企業が同じ建物内にオフィスを構えることでコミュニケーションが活性化し、連携の輪が生まれることなどのメリットを理解することができました。

また、高校生たちは施設の設備が非常に綺麗であることにも感心していました。施設内の器具や設備について丁寧に説明してもらい、新たな知識を得ることができたのです。さらに、実際に研究を行っている人たちの姿を目の当たりにし、その情熱や専門知識に触れることで、大いに感銘を受けていました。

この訪問を通じて、学生たちは探究活動と連携するための環境が非常に整っていることを実感しました。また、多くの施設と企業が連携していることから、今後の探究活動においてTOLICと関わることができることに感謝の意を表していました。


学生たちの感想

学生たちの感想も多岐にわたります。
HIHの企業やその内部について学ぶことができたことを非常に楽しい経験として捉えており、訪問を通じてHIHで行われている研究内容を深く理解できたことに満足しているようです。また、施設の設備や特許の数には驚きを感じたと述べており、今後の探究活動においてTOLICの活動をもっと知りたいとの意欲も見られました。

この訪問前は、探究活動の方向性が曖昧だったと話す学生も、HIHの方々に親身に相談に乗ってもらう中で方向性が見え、自信を持って進められるようになったとのことです。また、岩手にこのような先進的な施設があることを知らなかったため、大いに驚き、非常に貴重な経験だったと感じていました。

さらに、高校生たちは岩手や東北を拠点にし、グローバルに事業を広げる上で必要なことや大切にしていることについても、詳しく知りたいと考えています。また、盛岡一高との連携が深まった経緯にも興味を持っているとのことでした。

社会的意義

我々が盛岡一高生を支援するきっかけとなったのは、TOLICの取り組みに共感してくれた盛岡一高の先生との出会いでした。TOLICカンファレンスや探究活動の支援、MEDICA派遣等を通して盛岡一高との連携が深まり、2024年3月に人材育成事業の連携協定に繋がりました。

首都圏では人口も企業数も多く埋もれがちになる一方で、地方はPRや発信の仕方次第で目立ちやすいところも長所のひとつです。盛岡は東京まで新幹線で乗り換えなく2時間強で行き来できる環境であり、ユニークな技術や商材、そして人材を有する企業や事業者がたくさん存在します。その背景や想いなどの裏側を理解し、適切に丁寧に伝えることを大切にすることで、ビジネスも観光もその魅力を発信する機会を増やし、地域と海外が直接繋がっていくチャンスを広げていきたいと考えています。

最後に

今回のHIH訪問を通じて、高校生たちは地域のヘルステック分野でのイノベーションや研究活動の重要性を学びました。また、企業や研究者との交流を通じて、未来のキャリアや地域貢献の可能性について考える機会を得ました。これにより、地域社会の発展に貢献する意識が高まり、若い世代の探究心や学びの意欲がさらに育まれることを期待します。

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